ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

レシプロエンジンスペシャリティーという名前は、ピストン往復運動内燃機のバイクを愛する人の為に立ち上げた屋号に由来します。時代に流されず、古き良き物を大事にする心を無にしない職人がいてもいいじゃないですか。そういう職人の仕事ぶりの記録です。

Amebaでブログを始めよう!

チャンバーフランジの面だし修整作業


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


シリンダースタッドボルトを取り外して、ねじ山を修整。

正確にトルク管理するための作業です。


ただでさえ古いバイクなので、ねじ山にはアルミの錆びや

古いネジの錆びなどがあり、ねじ山表面が荒れている可能性があります。


なるべくねじ山表面を綺麗に修整してあげれば

ボルトの締め付けも正確にできるはずです。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


地道な作業を積み重ねて組み上げています。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


シリンダ排気スタッドベースメスネジ修整&

スタッドボルト製作作業


排気ポートのスタッドボルトも傷んでいました。

メスネジ側(シリンダ側)も傷んでいました。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ボルトは作りなおしました。

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


↓スタッドボルト取り付け完了。
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

続く





ポート修整完了です


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン、シリンダはウェットブラストで処理しました。

表面処理することによって耐焼付き性能を向上させました。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ウェットブラスト処理をすると、金属表面に微小な

無数の穴ができ、鈍い輝きに変わります。


これは金属表面の変化によって、光を乱反射させるからです。

ウェットブラスト処理のメリットとして次の事が上げられます。


○残留応力の減少による耐久性の向上

○微小な穴にOILだまりができ耐焼付き性能が向上


ショットピーニング

WPC加工

モリブデンショット


などの表面処理技術の理論と基本的には同じ考えです。

詳細はググってみてください。


続く


今回1mmオーバーサイズピストンに合うように

ボーリングしましたから、純正に対してポート高さが微妙に

ずれます。


あとポートのエッジもたっていますからその修整も

兼ねた作業をほどこしました。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ



ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


歯医者さんが使うリューターでしたら狭い場所でも

丁寧に加工ができます。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ポート修整完了です。




内燃機屋からシリンダの傷の深さから、0.5mmオーバーサイズでは

対応できないと言われ、1mmオーバーサイズピストンの寸法に合わせて

シリンダがボーリングされて帰ってきたKH400君です。


これで作業が開始できます。


ピストンのバリとり作業です。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

続く

レブル250の長期放置車両の点検作業。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


キャブレターを開けてみました。


長期放置だけあって、ガソリンのヤニが凄いですね(´□`。)


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

まともに乗れるようにするにはお金がかかりそうです・・・

まだまだ整備が必要な箇所がいっぱいあるので

お客様とちゃんとご相談させていただく必要がありますね。



工場長が製作した2002年式YZF-R1が常連のお客様に

ご成約したので、納車整備(主に足周りの点検)と

スペシャルリアキャリアの製作をしています。


前後足周りは総分解してグリスアップ、油脂類の交換

を行っています。

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ



スペシャルリアキャリアの製作コンセプトは、

タンデム&リアボックスの機能を兼ね備える

という事です。


そんなリアキャリアはR1にはないので一から作っています。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

リアの足周りの分解整備も行いながら、キャリアの製作も

行っております。


続く

ゼファー400の車検整備も最終局面をむえることができました。


↓キャブレターの同調調整前
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


↓キャブレターの同調調整後

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


↓排ガス調整前
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

↓排ガス調整後
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

これにて車検整備完了です。


袖ヶ浦陸運支局にて無事に車検通過
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

あとはお客様に納車させていただくだけです!

各所のグリスアップ、調整作業を行いました。


↓シフトチェンジペダルの摺動部

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

リアサスペンションの摺動部のグリスアップ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


上下ともグリス切れ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ



マフラーの干渉修整


マフラーが車体に干渉していたので熱して

曲げて修整しました。


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


チェーンガードがゆがんでチェーンに干渉していたので

それの修整作業


↓なぜか曲がっているチェーンガード
ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


↓修整後

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

続く

OILエレメントのW/C欠損

スプリングでエレメントラバーシール部を痛めてしまうので

部品注文しとり付け。

ついでにOIL交換


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ

ブレーキフルードも前後とも交換


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ



ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


前後ブレーキキャリパーベース、スライドプレートの動きが悪いので

修整しグリスUP


ピストン往復運動内燃機をこよなく愛する人の為のブログ


続く

フロント周りの整備に入る前にジャッキアップして

ブレーキの引きずり点検。


3kgf以上の引きずりがあり、何かが原因でホイールを回転

させるのに余計な力がかかっている。


その事を頭に入れて分解にとりかかった。


分解していきながらわかった事


○フロントアクスルシャフト抜き困難


○フロントフォーク分解時、インナーチューブ抜き困難


フロントフォークが曲がっている事が疑われるので、

寸法を測定してみた。


インナーチューブ左右とも使用限界の0.2mm以上の曲がりがあった。

アウターチューブ下部に転倒傷があった。

アウターチューブ右も歪み大

全伸び付近で動きが重くなる。

アウターチューブ左 アクスルナット部に歪みがあり抜き困難。


フロントフォークが再使用できない事が判明した。

お客様に事情を説明しようと電話したら、事故履歴があるそうだ。


それを聞いて納得した。


フロントサスのインナーとアウターを新品で買ったら完璧に予算がオーバーして

しまうので、弊社のストックパーツで対応させていただいた。


サス内部の消耗部品は新品を用意していたので、新しく用意したサスで

問題なく修理完了。


ブレーキの引きずりも1kgfイカに収まった。


続く