サンチェ 2
私の高校生活はサンチェによってハードなものに。
お昼は中庭や屋上階段の踊り場で友達と食べたり。
超早く弁当を食べて図書館に逃げたら、サンチェも図書館に来て思わず歩伏前進で図書館を脱出したり。これ、共学だったらできなかったわ
ある日のこと、サンチェが朝来て「これ、放課後まで預かってくれない?」と一冊のノートを渡してきました。
「あ、中を見てもいいから」と言ってサンチェは70kg(推定)の身体を揺らして去っていきました。
この『中を見てもいいから』って『中を見てよ』ってことなんですよね。
なんの気なしにそのノートを開いてみた。
それは…サンチェのポエム帳だった。
たくさんあったけど、一つだけ完璧に覚えてるからここに晒します。
アバヨ!アバヨ!!
私はもう…
迷わない
己の決めた道を…
突き進む…!!
アバヨ!
アバヨ!
アッバッヨッ!!
ホントもう、鬼才現るって感じですよ。奇才か
とりあえずクラスに回しておきました。教室が爆笑の渦に
このようにして遠回しにポエム体質をカミングアウトしたサンチェは、それから何度かポエムレターを贈ってくれました。
そのレターは彼氏の灰皿行きになったりしたので手元にはありません。おもろいからとっておいたらよかったわ。
それから首に息を吹きかけてきたり、キスを迫ったりされたりで限界がきた私。
友達の部活の先輩がサンチェと同じクラスってことで、その先輩達がサンチェをフルボッコしてくれました
それが問題になり、職員室に呼び出された
事情を話し、それぞれの担任と学年主任立会のもとで『もう粘着しません』という署名をいただきめでたしめでたし
そんな…15の夏でした
ポエムを全部暗記しておけばよかった。
『俺が中学生で医者って変か?』というタイトルのポエムがあったことくらいしか思い出せません。
変だよ。