ある朝。
起きると雨が降っていました。
雨が降ると、Sの勤めている所では仕事は休みです。
朝9時ごろ。
頼むのです。
「K教会に、行ってください」
今日は、仕事が休みなので、まあよいかと思い横浜駅
より東京方面に2つ目の、新子安駅があります。
そこから、歩いて10分ぐらいの所にK教会がありました。
教会に着くと、信者の方が数人おりました。
3人で一緒にきた婦人のひとりに聞きました。
「聖堂で、お祈りをしてもよいでしょうか」
「どうぞ」
聖堂は2階にありました。
誰もいません。
イエス、キリストさまの像に向かってお祈りをしました。
「主イエス、キリストさま。
霊のN、Yさまをどうぞ、救ってください。
そして、私より離れてください。
今日が、最後のお祈りになりますので、
どうぞ、霊のN、Yさまが天国に行けますように」
聖書は、買ってから読んでいません。
信者ではありませんでしたので、もう、教会にはきたく
なかったのです。
お祈りが終わると、菊名の教会であったときと同じように、
教会の近くで家の修理をしていたのか、何かを作っていた
のか、金槌で打っている
「バン、バン」
という音が、日本語で聞こえてきたのです。
「もう、教会には来なくてよいです」
菊名の教会であったことが、また、起こるとは思ってい
ませんでした。
自分で言った事ですが、何だか悲しくなると同時に教会には、
もう来なくてもよいと、ほっとしました。
