<LC-MS/MSシステムを導入!>
当機構ではこれまで、質量分析計としてLC-MSシステム, GC-MSシステムを保有しており、コレステロール、グルコース、グリセライド、クレアチニン、HbA1cをはじめ様々な血中成分の定量を行ってきました。しかし、これらMSシステムでは、感度や分離能の問題で測定が難しい項目も多々あります。血中成分の場合、多種多様な性質の様々な物質の中から目的の物質のみを選択的に測定する必要があるため、正しく測定することが難しいのです。
そこで2012年、難易度の高い測定を可能にする、新しい質量分析計を導入しました! LC-MS/MSシステム「4000 QTRAP」です。MS/MSとは質量分析計(MS)が2台直列に繋がった質量分析計で、1台目のMSで特定の質量数のイオンのみを選択し、その後、1台目のMSで選択したイオンから生じた2次イオン(プロダクトイオン)を2台目のMSで検出します。これによって、仮に1台目のMSで目的外の成分を測りこんだとしても、プロダクトイオンが異なるため2台目のMSでその間違いを正せるというわけです。
当機構では今後、このシステムを活用し、コルチゾール、インシュリン、テストステロン、エストラジオールなどの測定技術の確立や、これまでシングルMSシステムで測定していた項目の測定精度を高めるなど、更なる技術力向上を目指していきます。
