自治体のカタチはこう変わる
『自治体のカタチはこう変わる・・・地域主権改革の本質』
元ニセコ町長で、衆議院議員の逢坂誠二さんの著作です。
逢坂さんには、ニセコ町役場職員時代から、サロン集にも出入りするなど、地域交流センターとは古くからのお付き合いをいただいております。
本書には、民主党の政権獲得後、ご自身が内閣総理大臣補佐官、総務大臣政務官を務める中で関わってこられた「地方自主戦略交付金(一括交付金)」、「国と地方の協議の場」、「義務付け・枠付けの見直し」について、取組みとその成果が書かれています。
マスコミからはさほど大きく取り上げられませんでしたが、これらの「地域主権改革」こそは、政権が交代したことでなし得た、素晴らしい成果であったことが知らされます。
とはいえ、課題もたくさん積み残されているとも。
また、各省の政務三役や官僚との激しい折衝・やり取りは臨場感が伝わり、さらに党内の権力争いや問題事象も記されており、政治の世界の厳しさ、難しさを実感させらせれます。
そして、第五章には、見附市の久住時男市長との対談も掲載されています。
対談の中と、他のところと2ヶ所、「提言・実践首長会
」の文字が出てきます。ありがたいことです。
7月18日の「出版記念パーティ」には、会場に入りきらないほどの参加者。そして、檀上に上がりきれないほどの議員の方々。
その中には、民主党だけでなく、自民党の代議士もおられたことは、逢坂さんの人望の厚さを物語っておりました。
もちろん、久住市長も駆けつけて、お祝いのスピーチを。
「真実は現場にあり」
「国と地方はコインの裏表、地方が変われば国も変わる」
逢坂さんが、全国首長連携交流会や提言・実践首長会の席でもよく口にされる言葉です。
では、自治体のカタチはどう変わるのか。
答えは、地域をどうするかは地域の皆さんが自ら決めるべきこと、そのための権限拡大が地域主権改革である、と締めくくられています。
今週末は衆議院議員選挙です。
民主党にとっては厳しい選挙になっているようですが、逢坂さんの吉報をお待ちしております。