里守り犬(4)
【第2期生のスタート】 平成20年12月11日(北杜市役所)
北杜地区第2期生の最初の研修です。
里守り犬モデル犬訓練参加誓約書を記入してもらった後、犬への対応基礎と日常管理基礎について講義をしました。一方的な講義ではなく、参加者の犬との日常の困った行動等を聞きながら、講師と参加者のやり取りをしながら進行しました。
主な内容は、飼い主のマナー、注意事項、犬との接し方などを通じて、まずは、犬を理解することの大切さ。日常の不可解な行動が理解できるにつれて、最初は硬かった雰囲気が、笑いと共に次第に和みはじめました。
犬の訓練士との違いは、訓練士が犬を訓練するのに対して、インストラクターは飼い主に対して犬の飼い方や扱い方を指導することに重点を置きます。
またインストラクターは、飼い主と犬の個性を踏まえた個別の最適な指導をするという点でも特徴があります。こうして飼い主と犬とのきずなが深まり、飼い主が犬とのコミュニケーションがうまくできるようになると、犬は見違えるように的確な行動をするようになっていきます。
昨年12月に北杜市では研修を受けたグループで忘年会をしましたが、そこでも「飼い主ができるようになれば犬はちゃんとできる。犬が思った通り動かないのは飼い主が駄目だからですね。」といった感想が飛び出したりして皆さん大笑いでした。
里守り犬のことを理解してもらったと思います。さあ第2期生がスタートを切りました。さあがんばるぞ!!
講義1(仲澤先生) 元気はつらつの明るい声が会場に響きます。
講義2(山下先生) いつも熱心。情熱的なレクチャーはいつも真剣勝負。
講義を受ける参加者の皆さんは熱心に聞いています。
様々な犬の道具等の実物を見ながらのレクチャー。内容は道具の選び方、おすすめメーカー、使い方、注意事項等。プロならではの道具に対するレクチャーは、納得。道具選びの重要さを実感しました。
講義の概略は以下の通りです。講師:仲澤真理/山下国広
Ⅰ対応基礎
1犬と暮らすための基礎知識
2指示語一覧表
3犬の学習について
4トレーニングの基礎知識
5犬の動作と対応の目安
6咬傷事故について
Ⅱ日常管理基礎
1飼養管理
2犬の食餌と栄養
【飼養管理指導】
インストラクターは各参加者のご自宅まで伺い、犬を飼う場所や犬小屋、犬のつなぎ方、餌のやり方など、犬を飼うための日常の指導を行います。
山田竜くん