なかなかアメリカで避難所で生活する人もいないでしょう。
金曜日に稀に見る大雪。その影響で夜から停電になりました。私達のアパートは、電気で水を汲み上げているようで、停電することはすなわち断水を意味します。寒いのは毛布にくるまればなんとかなるけど、トイレの我慢はなかなかつらい!しかも乳飲み子(昨年11月に5人目が産まれました)を含めて一家7人!妻は水を飲まないと母乳でないし、飲むとトイレ行きたくなるしと、パニック状態です。さらに悪いことに、土曜の夜から-20℃の予想!
停電は年に2、3回はするんです。周りはそうでもないので、多分特別脆弱なエリアなんだと思います。でもいつも数時間で復旧するので、土曜日の朝起きたら直ってるだろうと、甘く見てました。朝になっても直ってない…とりあえず外に大量にある雪を洗面所に持ってきて、トイレ流すようにストックします。冷蔵庫の中の生鮮品は雪と一緒に段ボールに詰めて車庫に。近所には電気の通っているエリアもあり、子供を預かってくれるという友達に助けられ、子供を預かってもらい、妻と乳飲み子を連れて我々はKrogerなどを徘徊。そうこうしてるうちに電気は戻るだろうと思っていました。それが夜になっても結局戻らず、帰宅して寒い中の一夜。外は-20℃。電気がつかない中、さすがに寒い地域の断熱がしっかりとしたアパートでも室温は12℃まで下がってきました。
日曜日の朝になっても電気は戻らず。電力会社から、「今日中に復旧しないかもしれない。暖を取れない場合、自治体ごとに避難所がある。詳細は…」とメール。これはだめだと覚悟を決めて避難所へ行ってみました。車で15分ほど行った田舎です。朝ご飯を提供してくれていたので、食べて見回したところ、日本の避難所とは様子が違います。何が違うってそこに避難してきている人たち。よく考えたら、電気ついてるエリアが近くにあるんだから金があればホテルに避難しますよね。なので、基本お金がない人です。ホームレス、知的障害、要介護。さらにはサービスドッグだと称してめっちゃ吠える犬までやって来ました。子供に向かって襲いかかってくる勢いです。日本のサービスドッグはもうちょっとちゃんと躾されてる…。んー、、、うちもお金があるわけじゃないけどホテル探そうか…一家7人だと最低2部屋、300ドルはするよな、痛い出費だな…とか考えていたところ、スタッフが寄ってきて、ここ今夜閉まることになったから、ホテル取ってあげるよ。と。
渡りに船とはこのこと!ありがとう!いくら?と聞いたら、自治体が払うからタダだよと。いや、絶対行くでしょ。どうやって行くかと聞かれたので、車で自分で運転していくと答えたところ驚かれました。どうやら避難所にいたのは基本的には車すら持てない、または運転できない層。車を持っている人は最初からホテルだったのか…。過去に日本でも避難生活をしたことのある私にはその発想はありませんでした。特に今回は週単位、月単位で電気の戻らない震災とは違う。アパートも無傷。一泊ぐらい暖さえ取れてトイレに自由に行けるならなんでも良いと思っていましたが、アメリカ人はホテル一択なんですね。
でも、スタッフは人を選んでホテルを割り振っている様子でした。隣りにいたホームレスらしき大きな荷物を持っている人はそういう人のための施設を斡旋されてました。
思いがけずホテルぐらし。ホテルに移動を終えたところ電力会社から、電気が復旧したとメール。良かった!でも今夜はそのままちょっと贅沢にホテルに一泊。明日から日常が戻りますように…。