前回に引き続き、「東京モーターサイクルショー2010」のバイクたちの写真。
カワサキの逆輸入車「ER-6f」。
排気量649cc、水冷直列(並列)2気筒。
72.1PS/8500rpm、6.7kgm・f/7000rpm。
車両重量204kg(ABSモデル=208kg)。
この「ER-6f」はフロントからアンダーまでカウルを被ってツアラーっぽくなってます。
マフラーがエンジンやミッションの下、車体の下部に納められており、この辺も特徴のひとつです。
前回の「東京モーターサイクルショー①」でご紹介したビューエル製のバイクも同じ配置方法になってます。
これは、重量物をなるべくバイクの重心近くに集中させる事で、バイクの取り回しをやりやすくして、バイクの運動性能を上げるための配置です。
「マスの集中化」と呼ばれます。
この「ER-6f」の兄弟車に「ER-6n」というバイクがいまして、そちらはフロントカウルをライト周りだけを覆うように小型化し、アンダーカウルもサイドにはなく本当に下部分だけを覆うようになっています。
それ以外の構造は「ER-6f」とほとんど同じです。
その「ER-6n」は、同じカワサキの逆輸入車である「Z1000」などとのスタイルに近いですが、好みが分かれるデザインになってます。
個人的には「ER-6n」の方が好きです(^^)
残念ながらこのモーターサイクルショーには出展されてませんでしたが。
そのカワサキの逆輸入車「Z1000」。
排気量1043cc、水冷直列4気筒。
138PS/9600rpm、11.2kgm・f/7800rpm。
車両重量218kg(ABSモデル=221kg)。
こういう「フルカウル」じゃないカタチのバイクって「ネイキッド」と呼ばれていたんですが、最近はこのZ1000などのようにヘッドライトが丸灯じゃなくて尖ったりしてる異形デザインのバイクは「ストリートファイター」と呼ばれるようです。
「東京モーターサイクルショー2010①」で紹介しましたKTMの「990 SUPER DUKE」もそうだし、ドゥカティの「Streetfighter S」なんか、名前のまんまストリートファイターですね。
「ネイキッド」は、丸灯を装備していてデザインがスタンダード的なバイクを指し、「ストリートファイター」とは区別されてきているようです。
「CB400スーパーフォア」のようなバイクは、今でも「ネイキッド」のカテゴリーですね。
「ストリートファイター」というカテゴリーの始まりは、ヨーロッパのユーザーが施していた、ストリート向けの一種のカスタムだったようです。
カスタムのベースとなるバイクは「フルカウルの「スーパースポーツ(昔でいうところのレーサーレプリカ)」が多かったようです。
ハンドル位置をストリート向けにしたり、フロントカウルを取っ払ったために新たにヘッドライトを取り付ける…などのカスタムがされています。
最近ではメーカー自身が初めからストリートファイタースタイルのバイクを出すようになってきていて、国内向けにはあまり目立ちませんが、日本のメーカーでも海外輸出モデルを見ると、けっこう「ストリートファイター」なバイクがあります。
最近の日本では寂しくなってしまった400ccクラスに登場したスズキの「グラディウス」。
これは「ストリートファイター」でしょうか、「ネイキッド」でしょうか。
排気量399cc、水冷V型2気筒。
55PS/11000rpm、4.1kg・m/8500rpm。
車両重量206kg。
1990年代半ばまでの日本のバイク事情では、400ccや250ccと言えばもっともポピュラーな排気量で、正確な数字は分かりませんが、400ccと250ccのバイクが国内で占める割合は、かなり多かったハズです。
特に250ccは車検がない事もあり、その数は凄かったのではないでしょうか。
「400cc」という区分は日本だけのもので、ヨーロッパなどでは「400cc」ではなく「600cc」が1つの区分となっていて、これが日本でいう「400cc」というひとつの区分にあたるでしょうか。
ご時世もご時世ですし、4大バイクメーカーは日本のメーカーとは言え、日本市場のためだけに400ccバイクを作る事は負担だったんでしょうかね~。
こんな可愛いバイクもありました。
CB223S。
排気量223cc、空冷単気筒。
16PS/7000rpm、1.8kg・m/5500rpm。
車両重量135kg。
可愛いとは言っても223ccあるんですが、周りに置いてあるバイクがすんごいモノばかりなので、こういうバイクがたまに置いてあると、コーヒーブレイク的な感じです。
(^^)
CB223Sには「FTR」という兄弟車がいます。
FTRはダートトラックレースを意識して作られたバイクで、排気量250ccのエンジンを搭載したFTR250が1980年代に登場しました。
ダートトラックレースとはダート(路面が土)で行われるオーバルレースで、アメリカでは盛んに行われているバイクレースです。
ダートですから、カーブではバイクは豪快にドリフトを決めながら走ります。
FTR250は一旦生産が終了しますが、後に223ccのエンジンを搭載して復活します。
それが現行のFTRです。
CB223Sはこの現行FTRと多くの部分で共通しているので、FTRのストリート版と言えるでしょうか。
CBR1000RR<ABS>。
排気量999cc、水冷直列4気筒。
118PS/9500rpm、9.7kg・m/8250rpm。
車両重量211kg。
ホンダのスーパースポーツ。
かつてはNSRやCBR RR(ダブルアール)、VFRなど、レーサーレプリカバイクが数種ありましたが、NSRは生産が終了、VFRはツアラーへとその性格を変え、今ではフウルカウルを被ったホンダのスーパースポーツはCBR RRだけになってしまいました。
1990年代頃は、CBR RRと言えば「CBR250RR」というバイクでしたが、現在では「CBR1000RR」と「CBR600RR」のラインナップになっています。
このCBR1000RRとCBR600RRには、MotoGP参戦車両のRC211Vからのフィードバックされた技術が盛り込まれ、ロードレース用のベース車両としてのバージョンも発売されています。
そのホンダのMotoGPマシン「RC211」の後継車、「RC212V」。
排気量800cc、水冷V型4気筒。
200PS以上、車両重量148kg。
現在もMotoGPに参戦中のRC212Vの、2008年モデルです。
タイヤがスリック過ぎ(笑)。
ホントにツルッツルで現実味がなく、オモチャみたいでした。
このRC212Vで得られた成果も、CBR1000RRやCBR600RRにフィードバックされているんでしょうね~。
まだ写真がありますので、また次回に。
ではでは~

R.E.C アールエンジニアリング
http://www.r-ec.jp/
ROKKEY
http://www.rokkey.co.jp/