この道 | つれつれ散文

この道

慌しく家を出ると、いつもの渋滞に巻き込まれ、イライラしながら煙草に火をつける

一方通行のこの道の、左から2番目に陣取り変わらぬ町並みを眺める

大きな曲がり道を、左に走らせるとそこは、豊平川

左には大きなホテル、右には豊平川を庭にしているマンションが立ち並ぶ

ジョギングする初老の男性、若いカップル、車椅子を押す介護員

白と青と紺碧の風景に、時間が経つと緑の山々が右に顔を出す

いくつかの信号を超えると、左にはクッキーとチョコレートの工場

思わず窓を全開に大きく深呼吸してみる

アップダウンのこの道を今日も変わらず走っていく

やがて、行き止まりボクは左に曲がっていく

大きな森への入り口はいつもボクを悩ませる

変わらないボクを悩ませる

山と森と川とがボクを悩ませる