アラカルト | つれつれ散文

アラカルト

黒髪に 手を差し伸べて 朧月

ビール持つ手が 震えだす


紅色の 頬がますます 濃ゆる夜

浴衣の裾も 乱れて消ゆる


過ちを ぜんぶ聞いてと 居酒屋で

ポツポツ語る 憂いし唇


夢一夜 織りなす今宵 豆電球

涙が止まらず 重なる月光


言葉では 伝わぬ想い 胸に秘め

「今日も逢えた」と 指絡め