雪をんな | つれつれ散文

雪をんな

また あたしを だまして ゆくの か

また おまえは だまして ゆくの か


「全てを白く 限りなく白く」

嘶く馬の蹄を蹴り上げ

鼻息白く 汗は凍り 襟元赤く

うなじのそこには 呪いの簪 突き刺さり

流れる雪が 月に ほほえみ

あたしは おまえの 影を追い

呪文のように 繰り返す

「全てを白く 限りなく白く」


また あたしを だまして ゆくの か

また あたしは おまえを