不登校の増加の原因は家の居心地が良すぎるから。それって本当ですか？

不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です。

情報を鵜呑みにしない事が心を守ることかもしれません

先日、SNSで悲しい言葉を目にしました。

それは「不登校が増加しているのは、家の居心地が良すぎるから」という、不登校の専門家を名乗る方の言葉です。

その言葉を目にした時、正直なところ腹立たしさを感じました。

ひとりひとり顔が違うように、ひとりひとり、学校を休む理由があり、葛藤があります。

理由がよく分らないという場合もあります。

そして、そのお子さんを支える親御さん、お母さんは、子どもが過ごす家を少しでも居心地よくしようと、いろいろな気持ちを飲み込みながら、毎日試行錯誤されていらっしゃると思います。

たった一行の言葉で、不登校のお子さんが増えているという課題を安易に決めつけるのはあってはならない事です。

心は目に見えず、とてもとても繊細で深いですし、ひとりひとり、歩んできた歴史も価値観も大切にしている想いも違います。

私は丁寧に心と向き合う人で在ろうと、改めて思う今日の朝です。