今回はくびれと筋肉について掘り下げよう。


ワークアウトの目的は筋肉の発達または維持


ワークアウトとは俗に言う筋トレである。
ワークアウトを行うと「筋量や筋力の増加」
または「筋量や筋力の維持」ができる。


増加か維持かはカロリー収支によって変わるが
ここでは増加に話を絞ろう。


ワークアウトで腹部を鍛える。
すると「筋量や筋力の増加」が起こる。


「筋量や筋力の増加」が起こるということは
その部位が太く大きくなるということだ。











くびれさせたいのに太く大きくなるような努力をする。
これが「くびれ」や「ウエストシェイプ」ワークアウトの矛盾。



先述したとおり、腹部の筋力を強化しても
肋骨を変形させ内側に押し込めることは不可能なので
くびれを作ると謳うワークアウトは無意味どころか
人によってはマイナスにすらなり得るということだ。




筋力で突き出た腹部を抑えることができるのか


腹部の筋力を強化しても肋骨を変形させ
内側に押し込めることが不可能なのはわかった。


ならば筋力で突き出た腹部を抑えて引っ込めることができれば
ウエストサイズそのものは減るのではないだろうか。
※下図の黄線内








骨がない部分なので可能だが、くびれができているのではない。
くびれを作ると称する腹部のワークアウトは誤解を生む。



因みにボディビルで「バキュームポーズ」というのがある。
日常にはないポーズだが最も腹部を抑えた例としてご覧いただきたい。







この画像でウエストが細く見えると感じたなら
腹部トレーニングを行えば良いが、決してくびれはできないことを強調しておく。




体幹トレーニングだけをさせるという愚


お腹周りが気になる、くびれを作りたい。
腹部トレーニングをする一番の理由は上記だろう。


「コアトレーニング」や「体幹トレーニング」は
そんな悩みの最適解のように思えるが大きな間違い。


お腹が気になるのはわかる。かつての私もそうだった。
だが、ボディメイキングとは全体のバランスを整えることだ。


全く運動をしたことのない人が
ウエストシェイプを求め体幹トレーニングだけをやる。


その意気込みと努力は尊敬に値するが
恐らく本来の目的を達成することは叶わない。
腹部だけ発達してもバランスがとれないからだ。


逆三角形を追求する男性フィジーカー達の中には
肩周りや胸のボリュームとウエストの落差を強調するために
意図的に腹部ワークアウトを除外している人もいる。


彼らはBIG3で腹部を十分に鍛えられると実感しており
腹部ワークアウトを追加すると胴部が太くなり
スタイルを崩すリスクがあると認識しているからだ。

※BIG3


私が許せないのは、悩みにつけ込む上辺だけのWEBコンテンツや
「コアトレーニング」や「体幹トレーニング」を
ウエストシェイプの目的で教えている自称インストラクター達。


これらはおしなべて知識不足か利益優先主義者であり
「体幹」「コア」ブームが去れば次の流行に乗るだけの単なる商売人だ。
「体幹トレーニング」だけを推奨する者共は恥を知れ。









誤解のないように言っておくが
女性こそ積極的にワークアウトを採り入れるべきだと私は考えている。
くびれができると誤解させるコンテンツや指導者が嫌いなだけだ。










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