全面道路の幅員が2mしかない道路に家屋が建っています。
知り合いの地主さんはこの土地を個人に貸していて、その個人の方は50年程前に家を建てて住んでいました。
いわゆる、普通借地権のある物件と言うことになります。
ところが昨年、建物所有者が亡くなり、一人暮らしで子供も居なかったため、亡くなった方の兄弟が土地を返したいと連絡をしてきました。
建物は築60年でしたが、内外装ともきれいにメンテナンスしておられたので、まだまだ住めそうに見えます。地主さんとしては、このまま引き取って賃貸にでも出せば良いかと思ったようですが、僕の方は相手が取り壊しても良いと言ってるなら更地にして返してもらうべきだと回答しました。
60年も経った家は、内外装がきれいでも基礎や構造に経年劣化は発生しているので、解体しても良いと言うならしてもらうべきと進言しました。いくら見た目は大丈夫そうでも、基礎と構造は昔のままです。地震が来たら危険です。
道路の幅が2mのこの住宅を解体するのは、かなり工事費が嵩むでしょう。大型のトラックは敷地まで入って行けませんし、解体ガラを搬出するにも軽トラに積んでと言うことになり、これでは時間と費用が掛かり過ぎて解体費はコスト高となります。
解体して更地にしてもこの前面道路だと再建築ができるかどうか不明でしたので、市役所へ道路の扱いを確認に行くと、42条2項道路としての扱いになるとのことなので、再建築は可能であることが判明しました。
とは言え、再建築するにしても建築工事がやり難い場所です。

