毎週会いたくて少しでも声が聞きたくて。。。

耄碌の時、ずっとこんな感じだった。

今はそれが全くない。(笑)

そんな事を昨日諒さんに話すと答えはわかってるよな?と。

コクリと頷くと頭を撫でられた。

フワフワとした気持ちと色んな感情が湧き上がって耳許で囁いたら「そか。」と言って手を引かれた。

夜ビジネス街は裏道に入ると人気が少ない。

少し窪んだ壁に諒さんを押し付けて抱きしめた。


逆だろ。

今はこれがいいの。


そう言って指に力を込めるとクルリと反転して私の背中にゴツゴツとした壁の感触が伝わる。

ゆっくりと重ねた唇が小さなリップ音とともに離れるとその唇はおでこに移った。

いつもなら悪さをする手は頬を撫でるだけ。

焦らされてる。欲しくて欲しくてたまらなくて気が狂いそうになるほど焦らすつもり?

そう思いながらもこの時間も大好きで。。。

そんな時囁かれた。


目一杯欲しがって週末まですごせよ。


やっぱり。。(笑)私は


御意。


というと諒さんは笑って腰を撫でると表通りに促した。

触れられた腰が熱い。力がうまく入らない。そんな私を見た諒さんは


ステップワン完了。


というと手を引いた。週末まであと何ステップある?