目が覚めると目の前に映るものや感触を確かめるとゆっくりと体を動かすけどすぐにホールドされる(笑)
私はその腕の主に背を向けると後ろから抱き締められた腕の先の指がゆっくりと動きだす。
思わず漏れる「ん。。。」と声を漏らすと強引に首を反転させられ唇を塞がれる。
数時間前の名残が残る体に新たな刺激が重なって別の夢に堕ちる。贅沢な1日の始まりは半分夢の中。
散々鳴かされて掠れた声の喘ぎ声が途切れるとようやく終わりを迎える濃密な時間は何度探してもやっぱり心地いい。
最近年代を聞かれて50代と言ったら「ヒアルロン酸?ボトックス?」と言われても何もまだやってないと言うと驚かれた。
どんな美容外科よりも愛されて満たされることに勝るものはないんだなぁと思ってクスクスと笑うと思い出し笑いか?と呆れられた。(笑)
事の次第を話すと「おねーさんだって還暦超えとは思えないからなぁ。」という諒さんに激しく納得していた。
私の顔はよく見ればシワもシミもある。
もちろん隠す努力無くす努力もしているけどまだ医師の手は借りてない。
諒さんに相談したらやるのは自由だけど一番大事なことを忘れないようにね。と言われて大きく頷いた。
綺麗に歳を重ねる。
丁寧に生きる。
自分の核を大事にする。
これは特別なことではなく日々の過ごし方なんだろうなぁと。。
疲れているとご飯も手抜きしたくなるし1人ご飯だとお弁当買って帰りたくなる。
でも簡単でもいいからおうちのキッチンに立つことは体だけでなくメンタルのリセットにもなる。
好きな音楽をかけてアルコールを口にしながら作るご飯はたとえそれが納豆ご飯でもなんだか楽しくなる。(笑)
切ったり焼いたり蒸したり和えたり。
料理にはいろんな音があるからその音にも癒される。
テーブルに揃ったご飯は決してすごいものではないけれど手を合わせていただきます。といえば1日頑張ったよなぁと思える。
そんなことをポツポツと話しながら諒さんと飲むお茶もまた格別。
でも昨日の朝はちょっとした諒さんの我儘で珍しく和食となった。
炊き立てのご飯とコストコサーモンの塩焼きと厚揚げと小松菜の抱き合わせ、お味噌汁は豆腐となめことワカメと揚げの具沢山にしてきゅうりの酢の物。
デザートにオレンジとコストコのギリシャヨーグルト。
ヨーグルトには柘榴のピューレを少しかけてピンクで可愛く仕上げてみた。(笑)
ご飯が炊けるまでの30分間。話をしながらキッチンで動く私を満足そうに眺める諒さんから尋ねられた。
キッチン使いにくいところがあればおしえて。
ん?特にないよ。
どうやら少し手を入れるようで私の要望も聞いてもらえそうな感じ。出来れば今年はここでも梅酒を作りたいからそれをおく置き場所がほしいなぁと言ったら嬉しそうにわかったと言ってくれた。
冷蔵庫の中を見ると少し使い勝手が悪く見えたので次来る時に100均の整理ケース持ってこようと思いながら眺めているとまだ冷蔵庫に慣れていないらしい
我が家の冷蔵庫の中の写真を見せるとほしいものが見えてきたようで結局ニトリへ(笑)
こんな日常も楽しい。
そしてやっぱりお家の中を丁寧に過ごせるように整えることは大事だなと。。。
こんなお休みも明日でおしまい。
残り2日は猫サマの下僕となって我が家を整えてのんびりと過ごします。