嫌な話を聞いた。
管理部門の期初マネミーティングでのこと。
中長期計画などの一通りの話が終わったあと、隣の席に座っていた男性は底意地の悪い顔で笑いながら麻美さんのところは派遣は何人ですか?と。
今は1人なので1人です。というとその方の契約期間は?というのでまだ契約して3ヶ月ぐらいですよ。と。
へらへらと笑いながらそれならそろそろですね。と。意味がわからずスルーすると、次の派遣入れて使いやすい方にチェンジですよ。と。。
完全にスルーして先に戻ると契約終了した派遣社員のフォルダを見た驚いた。一年で8人。こんなに代わる?
終了理由を見ると半分ほどの家族の介護。これは派遣あるあるで契約満了前に辞める時の常套句。こんなに何人も介護が発生する環境はなかなかない。
前任者はコンプラにも通報されている履歴がありかなり私情を持ち込むタイプなんだと。だからなのかこのチームはやたらと私に迎合する。
気持ち悪い。そんな感じすらあるのでここは少しずつ変えていくべきところ。
取り急ぎ派遣の女性に面談の打診をすると驚きと不安な顔。こちらの日程を告げると大丈夫です。と答えた。仕事の速度は社員よりも早く気もよくきく。彼女が送信したメールを見るとサポートと指導のバランスが良くちゃんと働いて来た人なんだなと思える。
派遣さんへの面談が入ったことを騒ぎ立てるバイトの古株がいたのであなたも面談しましょうか?と尋ねるといろいろ教えてあげる!と得意げに。次の人事異動で意地でもこいつは放出する。と思いながら個々のファイルをみると意外に根深い難点が見えてきた。根源はやっぱりバイトの古株だった。💦
やっぱり穏やかに働くのは無理だったか💦
そんなことを思いながら会社を出て携帯をみると諒さんから迎えに行こうか?と。二つ返事でお願いして会社から少し離れた場所で待っていると程なくして見慣れた車がやって来た。するりと乗り込んでカバンを後ろに置こうとするとそのまま唇を貪られる。
ちょっ。。。
俺のものだから好きにさせろ。
なんかあったのか?そんなことを考えながらも私も貪る。大概だ💦
走り出した車がどこにいくかなんでどうでも良く繋いだ左手が同じ体温になるのが嬉しくて。。
ついた場所は歓楽街から一本外れた路地の奥にある洋食屋。黙ってついていくとお店の奥に通されてメニューを手に取る。
オススメは?
デミハンバーグ。
そう言われたのでライスでお願いした。(笑)
すごくお腹が減っていたのはきっとあの嫌な話のせいだ。
いつもよりもガッツリ食べていたのか逆に諒さんから心配された💦
なんかあったのか?
ん。。。
ことの次第を話すとりょうさんも腐ったみかんは一定量いるからね。と言って最後のハンバーグを口に運んでいた。
家の前に着くと降りる前に腕を引っ張られて抱きしめられた。
来週の土曜日空いてる?
うん。いつもの?
いや。欲しいのか?
うん。欲しい。
じゃ、明後日だな。午後からなら時間あるぞ。
いや。やめとく。
そか。じゃ、我慢だな。(笑)
諒さんは私が断っても落胆しない。
そして何も聞かない。私も話したいことは言うけれどかからないからと入って不満にも思わない。
そして会う予定だった土曜日の夜、諒さんに電話をするとよく眠れたようだな。と。。。
変な睡眠不足もあって疲れていたのでお昼近くまでベッドの中で微睡んで午後からものんびりと過ごしたせいかようやく体と頭が動くようになった。
たまには1人の週末も大事。