この時期あるあるの風景に思わずクスッと笑ってしまう。

同じようなリクルートスーツを着た慣れない子達が就活バッグ持ってうろうろしてる。でもみんなピカピカの社会人一年生。

学生気分が抜けてないからサークルの延長のような顔つきにクスッとしてしまう。そして我が子のことを思い出す。

娘はコロナ禍の就職だったけれど3日間のオリエンテーションの後配属先の場所に行った日の夜ことは今でも忘れない。


お母さん。ありがとう。

ん?


こんな調子で改まって礼を言われたのは自分の学歴のことだった。

就職試験は一回だけだった。そんなに焦ることもなく何も心配せずに手にできた内定は娘だけでなかった。同じ学部の子はみんなそんな感じだった。

みんなが靴を履き潰すほどの就職戦線を勝ち残ったという感慨は娘にはなく当たり前という感じだった。それは私も同じで。。彼等が高校の頃遊んだり部活で楽しんでいる時も予備校に通いシス単片手に友達とコンビニの軽食を選ぶぐらいしかなかった自由の差はどこかで明るみになって当たり前だと思うから。

でもそんな想像を遥かに超えた学歴フィルターは勤め出してから知ったのは私も同じだった。


私大卒いなかった。


この言葉は娘の業界の全てを語ってるなと。センターという一回しかないチャンスで希望を手にする執着心と戦闘能力は社会に出ればそれが当たり前となる。娘の業界では目にしないがAOや推薦は弾かれるという話を前に聞いたことがあるが娘の業界はそれが私大だった。

まだ幼い娘の将来の夢を聞いた時、私はすでにシングルマザーでとてもそれは無理だと思ったけれど無理なのは私の決めつけだと思うと動くのは早かった。(笑)変わらない夢を語る娘を見れば私がやることは一つで無我夢中だった10数年のことを思い出すのはこの時期。


楽しそうに笑いながら戯れてる若者を見ると思ってしまう。私が娘にしたことは案外鬼だった?と。

でもそれは違うと娘が証明してくれてる。


世の中はピラミッド。

どの位置でどう生きるかは個々の自由なのだから間違ってなかった。そう思うことの方が多くなった。

そんなことを諒さんに話すと彼はこう言った。


やった分だけなんだよ。麻美が1番よく分かってるだろ?学歴フィルターはある意味正当な視線だよ。その人の積んだものを正確に判断してのことならね。


そうなんだけどそれでもやっぱり考えてしまうのも現実。

そんなピカピカの社会人たちへ一つだけ願うのは。。



お願いだからさっさと電車に乗って。(笑)


モタモタされるとほんとにイラっとなる。💦

あと私の苦手なリュック。💦狂気化する持ち方はやめてほしい💦

ほんとに基本的なことができないのは学歴や会社のせいではなく家庭のしつけの問題なんだけどね。