何も言えない一日。
縛りってこんなに心地よいもので指遣いってこんなに繊細で声ってこんなに体が震えるものなんだ。。
五感をフル稼働する一日って何十年ぶり?
諒さん。
私はあなたの横にいることを許された存在であることが今年1番幸せなことです。
低く囁かれた「逝け」という言葉に身体中の力が抜けて使えなくなるほどの体液がシーツを濡らす。
生まれて初めての感触に戸惑う私を抱きしめていい女だ。とまた囁く。
謝る私をよそに縄を引き寄せて抱きしめられた時、諒さんの鼓動が大きく届いた。
服を脱げば無数の痕と触れるだけで痛む感触に足の力が抜ける。
次はいつ?と尋ねる私に俺の気が向いた時だな。と。。
でも不安はない。すぐにその時が来ると何故か確信できてるから。
やっと私の居場所が見つかった。