昨日午後から出社して一番にやったのはイケメンに誕生日プレゼントを渡したこと。
嬉しそうに開けていいですか?と聞くのでどうぞ。と言うと中を見て大きな目がさらに大きくなった。(笑)
プレゼントは彼が欲しいと言っていたリップクリームとぬれ煎餅。
奇妙な取り合わせだけど本人は旬のモノに喜んでた。
「麻美さんさすがっす!」
「ん?気に入った?」
「これで今日も残業頑張れる。」
「いや、残業なしで帰るよ。だから早く上げてこっちに渡してね。」
彼の作ったファイルのチェックをしながら質問や修正を書き足していく。この処理は根をつめるから長時間は効率が悪い。この2週間遅くまで残業してるのでここいらで休息は必要と思ったので今日はそこそこ早く帰らせる予定にしてた。
彼が倒れたら回るものも回らなくなる。
それに誕生日だし。
というわけで空いてる会議室で電話取次禁止で作業すること3時間。
流石に目が疲れたので目薬をさしながら外を見るとイケメンがコーヒーを持って来てくれた。
「昨日彼氏さんとデートだったんすか?」
「ん?なんで?」
「死にそうな顔が無くなったから。」
「大好きなおねーさんとその彼氏に会えたからかな。」
「彼氏さんかと思いました。」
「そんなのいないよ。(笑)」
「ん?いつかのいい男は?」
「あー。いい男はいい男。それ以上も以下もない。」
「ん?推し活みたいだ。」
「違う。愛でるだけ。とかじゃないし。もっとドライだよ。それにいい男の定義も色々だからね。(笑)」
クスクスと笑いながらそういうとイケメンは不思議な顔で私を見てた。
恋愛じゃないよ。
まだ調教も何も始まってない。ただ単に私の体を開発してるだけ。かなりのスローペースで。スローペースというのは決して会わないからスローペースではない。
イケメンにおねーさんたちと撮った写真を見せると綺麗な人ですね。と言った後、てかこの男性かっこいいですね。と言っていた。
そりゃそうだ。Sだもん。(笑)
愛でて育てて支配する男のでカッコ悪いのはいない。かなり激しい性格らしいがそれを全く感じさせない柔らかな雰囲気は純度の高いSだなぁと飲んでて改めて思った。だからおねーさんもオトコマエに成長してる。(笑)
無事予定どおりに終わった仕事のあと他の仕事も片付けて会社を出ると真っ暗。
イケメンも一緒に外に出れて私はホッとした。
「この後どうするの?」
「久しぶりに早く帰れるんで店見ながらブラブラして帰ります。麻美さんは?」
「家帰って猫のご機嫌取り。それとモフりたい。」
「あーそれ癒されそう。じゃ、おつかれっす!」
「おつかれ。」
もうすぐここも、イルミネーションが始まるんだろうなぁと地下鉄一駅分歩きながらぼんやりと考える。
デパ地下でお弁当を買ってカットフルーツも買って家に帰る。
今夜は1人だから手抜きで終わらせるとアポを入れていた人とLINEのビデオ通話で少しお話をして彼と少し話をして今日のタスクは終わった。
おねーさんの言葉を思い出す。
相手のステージに降りて寄り添えたならその人が真の支配者だよ。管理職の悩みは私より御主に相談の方がいいかもね。その道のプロだから。
これは前にも聞いた。
私に、私を、私が、、、、
これでは人は変われない。本人もチームもうまく変化させていくためには理解することが必要。でないと正確なアプローチができないから。。
正確なアプローチができれば無駄なく結果を出せる。
結果を出すための一手間を最初にどれだけ丁寧に深くできるか。。
今の私にはその引き出しが少ない。
でも少なければ増やせばいい。。
なんでも吐き出すことは発した本人の自己満で相手は歪になっていく。それを上に立つものの権利だと思うのは昭和のクソ親父的発想。だから吐き出すのではなく理解して促す。仕事に限らず人との向き合い方の基本だよなぁと。。
しかしこれが仕事となるとなかなから大変。でも。。
給料分は働かないとね。。
お遊びではないのだから。。。(笑)