今回は呟きです。

書いている私だけがノリノリで楽しいブログです。

 

私が一番生きづらかった中学の頃知ったクラシックの曲のことです。

ある意味怖い曲のことを紹介します。

長くなるので二部にわけました。

 

かなり狭い内容ですので、適宜スルーされてくださいね。

 

音楽ネタですが、ここは毒親関連のことを書きます。

今回は曲紹介です。

次の回は歌詞を詠んで感じたことを書きます。

 

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私は縁あって去年の4月 から、友人に誘われて

リアルなピアノ練習会グループに参加し始めました。

 

私の中ではピアノの腕を磨きたいというよりも、

こんな機会でもなければ弾く機会がないグランドピアノを弾いてみたいという目的の為に参加しました。

 

私はピアノに関しては色々ありすぎて、いまだに独学でやっております。

 

会に参加していく間に私はクラシックの作曲家ではシューペルトが好きだったことを思い出しました。

 

シューベルトは

「子守歌」や「野ばら」など沢山の歌曲の作曲をされた人です。

 

今年の2月の会で、友人がシューペルトの歌曲「魔王」を演奏しました。

私がシューベルトを知ったきっかけはこの曲でした。

中2の音楽の授業で習いました。

 

当時の音楽の教科書に楽譜の一部が掲載されていました。

ピアノの難易度は上級クラスの真ん中くらいと思われます。

 

曲の構成要素は理解できても、

スキルの面で私には到底弾けない曲です。

 

当時「この曲が気になる」というと、ピアノの先生や毒親はあまりいい顔をしませんでした。

「こどもはこどもらしくもっと聴いていてゆったりする曲が好きな方が素直でよい」とも言われたし、

「歌詞がどうのこうのよりも雰囲気だけ聴けばいい」とも言わんばかりでした。

 

私は自分の好き嫌いを素直に表現したらいけないんだなと思わされた出来事でした。

私は変わってるんだなと思わされました。。

 

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ざっと紹介します。

不穏な曲調が4分間続き、

歌曲にストーリーがあります。

ドイツの詩人ゲーテの「魔王」という詩に

シューベルトが曲をつけました。(リートという部類です)

哀しいストーリーです。

 

原曲を貼ります。聴いていて不安が増幅されていくので、ご興味のあるかただけ聴いてみてね。

 

 

 

ざっと曲紹介をします。

登場人物は

ナレーション、父、息子、魔王。

 

日本の音楽の授業で習う解釈は

嵐の夜に、父親が病気でうなされている息子を抱きかかえて我が家に馬を走らせる。

息子は熱にうなされて幻覚(魔王=死神)をみる。

息子は父に助けを求めるが、父には魔王が見えないので

「それは枯葉のざわめきだ。幻をみているんだよ」と取り合わない。

魔王は抗う息子に暴力で襲い掛かる。

父は息子の異変を察知し、家へと馬を走らせるが、

家に到着すると、既に息子は旅立っていた。

 

それぞれ微妙に音の高さが違いますが、

これを1人のバリトン歌手が歌い分けます。

メゾソプラノの女性バーションもあるようですが、

中2のときはバリトンで習いました。

 

不穏なピアノの連打音とともにナレーションが入ります。

この音は警報音のように終始響きます。

 

曲の構成を先ほどの動画の内容を参考にして書きます。

 

54秒:   父パート入る

ほぼ1分:  息子パート入る

1分32秒:  魔王パート入る

魔王が息子に妙に優しい声掛けをする。

魔王に危機感を覚え苦しむ息子

息子をなだめようとする父。だけどどこか冷たさがぬぐい切れない様子。

父に助けを求めるが伝わらず、打ちひしがれる息子

3分8秒:  抵抗する息子に対して牙をむく(本性を現す)魔王

3分33秒:  ナレーション

4分16秒:  終わり

 

 

この楽曲のタイトルロールの魔王の部分だけ歌詞の概要を書きます。

計3か所あります。

 

①1分32秒: おお!かわいい少年よ。私と一緒に行こう。

       一緒に楽しい遊びをしよう。

       そこには綺麗な花が沢山咲いていて、私の母は綺麗な着物を沢山もっている。

 

②2分20秒: 坊やはいい子だね。一緒に行こう。

       私の娘達が君のお世話をするよ。君のために踊りを踊ったり子守歌を歌ったりしてあげるよ。

 

③3分8秒: 私は君を愛している。君をみているとムラムラしてくるんだ。

       そして君にその気がないなら力づくでも連れていくぞ。

 

この曲は終始同じ音の連打が続きますが、

魔王の部分だけは曲調が弾むように朗らかでウキウキしてきます。

その点が逆に不気味さを漂わせます。

しかし「力づくでも・・」部分で連打音にチェンジして一気に不穏さが増します。

去年から話題になっているジャ〇ーズ問題のことを思いました。

 

 

日本語にすると怖いです。

 

 

 けれども私はこの解釈はずっとずっと何か大事なことを隠しているような思いがしてしっくりこなかったんです。

最近ピアノがうまい友人が演奏し、

私もシューベルトの作品のひとつを練習するようになってこの動画を観ました。

この動画は以前にも観たことがあります。

 

この解説をされている車田さんは元音楽の先生でしたが、

今はオペラ歌手として活躍されていてドイツ在住されています。

 

 

 

私はずっとずっとこの曲の表現するところが知りたかったのです。

 

今回友人が演奏したことにより、自分には到底手が届かない曲でしたが、

楽譜を買いました。

 

多分生きている間には演奏できないだろうけど、

持っているだけで幸せな気持ちになりました。

 

この動画の紹介と毒親育ちに関連して思ったことは次のブログにアップしますね。

 

このブログは私の個人的な思いで誰のことも批判はしていません。

コメントはどうか無理されないでくださいね。