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救急車でうまれたワタシ

2013年4月29日。ワタシは、救急車のなかで、産まれた。
新生児仮死状態から蘇生したコハル。脊椎披裂、臍帯ヘルニアなど先天性の病気をたくさん抱えて産まれたコハルは、13トリソミーだった。
そんなコハルの毎日は、始まったばかり。コハルと、その家族たちの記録です。

みんな出てった部屋でひとり、「コハル弟が五体満足ではないかも知れないことに絶望してしまった口先だけの自分」に目が覚めたような気持ちで考え込んでいたら、 コンビニの袋を下げたニィニたちが戻って来ました。追って程なくして、チチから着信がありました。

「もしもーし」
「あのー、今全部、話聞いて、出てきたんやけど」
「…なんか、保育器に入っとった。で、とりあえず今日出来ること、検査して全部調べたけど、気になるようなことは、」

「…なんも、無いらしい。」

受話器からのチチの言葉を、そのまま全部反復してハハばぁばに伝えながら、私は脚の力が抜けるようでした。
ハハばぁばも、何なん、もう。と半ば呆れたように笑っていました。

とりあえず安心したら腹減ったんで何か食べて戻る、詳しくは戻ってからと言って電話は切れました。

生憎3連休のど真ん中だったこの日、他にも連休が明けてから検査を考えてることがあったり、数日に渡って様子を見ようかと考えてることがあるので、1週間~2週間程度入院の予定で、何もなければ特に所見なしで帰ってくるとのことです。

チチが戻ったのを機に、ニィニちゃんまたねー、と足取り軽くばぁばは帰って行きました。

家族や看護師さんは、よく泣くし よく動く、って言っていたんだけど、次男くんは私が抱っこしてると きょとんとしてじーっと顔を見つめかえしたまんま、すぐに眠ってしまう子でした。

帝王切開後で動けなくて、この事件までにまだ数回しか抱っこや母乳タイムはなかったんですけど、その時によくうとうとして白眼剥いたり すごく大人しくてほとんど泣かなかったので、実は私は「この子、小さめで産まれたし、元気無いけど、大丈夫かな」と過剰に疑って、心配していました。

今回のことは、そんな私を見てたコハルが「そんなに気になるなら、ちょっと人間ドッグにでも行ってきてもらうわ。あらぬ心配は、弟に失礼よ」ってことで 上手く仕組んだような気もします。他にも、いろいろと改めて考えさせられたし。

このまま事態を覆すようなことが見つからなければ「救急車で運ばれたけど何ともなかったボク」で終わりそうです。驚かせてすみません。

けど、もしまた土壇場でどんでん返しがあってなかなか退院して帰らなかったら…

その時は、ニィニのみならず私も「やっぱりこの子、コハルちゃんじゃん!」って思ってしまうかも。

まだ、油断はできないのでまた経過報告します。