幼稚園の頃、リビングの端っこにソファーで囲った秘密基地を作って遊んでいた。

 

小学生になると少しグレードアップして、公園の中にある草むらの中に自分だけの秘密基地を作った。

 

秘密基地とは男のロマン、何歳になってもそこへの憧れは変わらないものだ。
 

会社復帰して4か月が経とうとしているが、4回も大きな体調不良に見舞われた。想像以上というか、想像通りというか。

 

やはりまだまだ昔のようにフルコミットで毎日通勤するのは無理だと悟る。

 

しばらくは、家でリモート勤務を中心になんとか週30時間以上勤務することを目標としなければならないか。

 

そう思いながら、我が家のリモート部屋を掃除する。ならば、いつもリモート勤務しているこの場所を少しグレードアップでもしようかしら。

 

そもそも、家族5人で暮らしている中で私のスペースなんてこれっぽっちも無い。2㎡にも満たない部屋の隅っこで隠れるように仕事をしている。

 

大企業の役員やTV出演する大学教授のような立派な書斎は無い。本棚も無ければ本も無い。あるのはパソコンと大量の病院からもらった書類。

 

その隣には闘病中に子ども達からもらった手紙と、大好きな充電器の大量なコード達。何とも無機質な空間だけど、この狭さがたまらなくて意外と気に入ってはいる。

 

リモート生活がこれからも続くのなら、この空間をもっと快適な秘密基地にしようではないか。そう思うやいなやアマゾンで2つの物をポチっ。

 

一つは奥行15cmのコンパクトな卓上棚。気合いの入った棚が翌朝8時に届いた。早速組み立てて、雑多に置いてあったその辺の物達を綺麗に収納。

 

おーええ感じや。後はもう1個の品が届けばもっとテンションは上がる。その品とは、リモート用のスピーカー&マイク。

 

会社にお願いしようかと思ったが、好きなものを買いたかったから己で購入。
 

これから登壇者になるのだから、立派なマイクロフォンは必要だろう。よし、練習しておくか。

 

「あ、あ。只今マイクのテスト中。本日は晴天なり。マイクチェック、ワンツー、イエー」

 

今日も調子は良さそうだ。