父と離れて暮らすようになり、夜起こされることはなくなりました。

 

ただ、夢の中に父が出てきて母に暴力を振い、夢の中でも私は泣きながら必死に父を止めていました。

夢だとわかっているのになかなか覚めてくれません。

大声を出したいのに声にならなくて、うなされることがよくありました。

 

 

 

 

 

父離れて暮らす事が、私の幸せになるとは思いませんでした。

ただ、もう一緒にいられないと思って母と新しい生活を始めたのです。

でも、何かを変えたくて、明るい未来に進んで行きたくて行動したのに、

急に悲しくなったり、イライラが抑えられなくなったり、

私は私の感情をうまくコントロールすることができなくなりました。

 

 

 

そんな頃、看護師として働き一人暮らしをしていた姉が体調を崩し入退院を繰り返すようになりました。

 

 

母は自分の仕事の合間に姉の看病をして忙しく、疲れきっていました。

そんな母はいつしか私に精神的に頼るようになりました。

 

 

自分の感情もうまくコントロール出来なくなっていた私ですが、姉や母を見て

また頑張る道を進んでいたのです。