ひどい便秘の人は、SIBOかもしれません。
(※SIBO:小腸内細菌異常増殖症


私は、子どもの頃からヒドイ便秘でした。 

便通が週1回などあたり前。
ひどいと1か月もありました。

お腹は重くて苦しいし
ガスが溜まってお腹が張るのも苦しい。

ただ、もう苦痛に慣れて、麻痺していたため、
3〜4日くらいの便秘は、全然平気でした。

(ちなみに今は、2日で結構しんどいです)



当時の私は、
とにかく腸の動きが悪かった。

だから、きばっても出ないし、
お腹の中に、便が長く滞留するから、
便はコロコロだったり、黒かったり、でした。

そして、夏でもお腹の内側から寒かったです。


子どもの頃からそんな状態でしたが、
昨年、自分が、SIBOだと知り
思考錯誤しながら、自力で治しました。

SIBOを治していく中で、
一緒に、便秘も治っていきました。

(ちなみに、便秘だけでなく、
線維筋痛症と酒さまでも治っていきました)

私の便秘は治らない、
そう思い込んでいました。

でも、治るんです。ちゃんと。



まず、
SIBO(小腸内細菌異常増殖症)とは

簡単に言うと、
小腸は、無菌状態が正常なのに
大腸から菌が入り込んで増殖した状態のことです。

菌は、小腸内で糖類を食べて、ガスを発生させる。

このガスが、
腸壁を引き伸ばすわ
お腹が張って苦しいわ
という状態を引き起こします。


また、
腸壁があまりに強く引き伸ばされれば、
腸の組織にもダメージがでます。


本来、無菌状態のはずの小腸に、
大腸の菌が入りこんだのが原因。

なので、解決方法は、主に2つ。


①菌のエサとなる糖類を摂らない

菌のエサを摂らなければ、
菌の増殖とガスが抑えられます。

根本解決ではありませんが、
ガスの原因を食べなければ、
苦しい状態やダメージは避けられます。

具体的な方法としては、
低FODMAPの食事を摂ることです。


※FODMAPとは(リンク参照)







②小腸から、菌を追い出す

小腸を本来の環境に戻してやればいい。
つまり、小腸から菌を一掃してやればいい。

実際、風邪などで、抗生物質を飲むと
SIBOが治る人がいます。
抗生物質が、小腸内の細菌まで殺すからです。

また、
大腸検査の前に、下剤を飲み、
腸の内容物を全て排出させると
SIBOが軽減したり、治ったりする。

これは、物理的に流して外に出してしまおう!と
いうこと。

実際、江田証さんの書籍(以下)では
下剤も一つの方法だと書かれています。




ただ、私は、
この2つだけでは、SIBOの根本解決には
ならないと思いました。

なぜなら、
小腸内に、多少、菌が入ったとしても
小腸から大腸への便の流れに、
押し戻されてしまうはず。

そして、小腸と大腸の間には、
バウヒン弁があるので、
逆流しない構造になっています。

つまり、SIBOになった人は、
この一連の流れがスムーズじゃないのでは?と。

もしそうなら、
例え細菌を一掃しても
また同じこと繰り返すのでは?と。




ずっと不思議だったのが、
なぜ、私がSIBOになったのか?でした。


通常なら、増殖しないものが、
増殖するきっかけが、本当の原因。

本当の原因を解決しないと
一時的に菌をやっつけても、すぐ再発する。

実際に、
再発率は高いし、
約2〜3ヶ月で再発するというデータがありました。



2月から、温活を始めて、その謎が解けました。


私の場合、
単純に、胃腸の動きが悪かったのです。
だから、細菌が小腸に入っても、
大腸に押し戻されずに、増殖できたのでしょう。

その動きの悪さの原因は、主に4つ。

①熱が足りない
②心理的にピリピリしている
③姿勢が悪い
④内臓まわりの筋膜の癒着
 

今回は、①②について書きます。


①熱が足りない

胃腸が動くためには、
エネルギーが必要だということ。

そして、そのエネルギーの1つが、
熱エネルギーです。

この熱エネルギーが不足すると
胃腸の動きを悪くします。

胃の消化力が落ちれば、
小腸内の滅菌力も落ちますし、
小腸に負担がかかります。

腸の動きが悪くなれば、
便の流れも悪くなります。

バウヒン弁の動きもギシギシするでしょうし、
そんな弁の隙間から、
大腸から小腸へ菌が入り込めるでしょう。

それでも、
腸の内容物がスムーズに流れていれば、
菌も押し戻されるのですが、
腸の動きが悪いとそれもままなりません。

こう考えると、
高齢者にSIBOが多いというのは、
納得できます。

消化吸収や腸を動かす力が、
弱い人だと言える。


②心理的にピリピリしている

私は、自分を追い込むクセがあります。
だから、アドレナリンが出やすいし、
身体も緊張状態に置かれやすい。

心は、ピリピリと張り詰め、
筋肉は、いつでも危機に対応できるように
常にグッと力が入っている。

ちなみに、
これは、中医学で言えば、肝の実証
肝の実証は、イライラして、お腹にガスが溜まる。
そのような状態を気滞といいます。

アドレナリンが出ると、交感神経が優位になる。
すると、胃腸を動かす副交感神経が劣位になる。

そうなると、
エネルギーがあっても胃腸は動かない。

だから、この場合は、力を抜くこと。

精神面を変えればいい。

でも、自分がそんな状態にあるときは、
どうやって力を抜いたら良いかが
分からないんですよね。

追い立てようと思っているわけではなく、
無意識に、自分を追い立てていますから。

その無意識を少しずつ変えていくことが
SIBOや便秘をやっつける力になります。




もし、今、私がSIBOを自分で治すなら、
低FODMAP食で、菌の増殖とガスを抑えながら、
温活心を緩めることで、胃腸の動きを整えて、
根本解決しに行きます。


③姿勢が悪い
④内臓まわりの筋膜の癒着 
は、また書きます。




…と、少し難しいことを書きましたが、

簡単に言うと、
ほっこりして、温活しようってこと(笑)ニヤニヤ

それが
SIBOや便秘さえ治す力になっちゃうかもよニヤニヤ
ってこと


腸の調子が悪いと
精神にも悪い影響がでます。
バッドサイクルが回ります。



・でも、なぜか力んでしまう…
・どうやって、力を抜いたら良いかわからない…
と言う人も多いと思います。

その原因を心から引き抜くこと、できますよ。口笛


私も自分にやっていますが、なかなか良いです。口笛

無意識に刺さったトゲを抜きたい方は、こちら↓口笛