私は、どうやら、SIBO(小腸内細菌異常増殖)だった。

 

2020年の4月28日、

SIBOという病気の存在を知り、

自分は、どうやらそれっぽいと知った。

 

 

 

私は、子どもの頃から、

食べると、お腹がパンパンに膨らむ。

ガスで張って苦しい、お腹が痛いときもちょくちょくあった。

 

でも、これは私にとって特別のことではなかった。

 

なぜなら、

子どもの頃から、お腹が膨らむ。

それは、食べたら当然のことだ、

そう思っていたのだ。

 

実際、周囲の人に、

食べたらお腹が膨らむこと、

ガスが出ること、を伝えれば、

それはあたり前のことだと流される。

 

 

 

そして、便秘もひどかった。

 

便通は、

中学生の頃から1週間に1回程度。

大学生の頃は、ひどいと1カ月に1回ということもあった。

 

1週間も便通がなければ、

本当なら相当苦しいはずだけど

当時は、あまり、そのしんどさを実感していない。

 

なぜなら、

自分にはそれが普通だった。

どうやら、もう感覚自体が、マヒしていたようだ。

 

ただ、

便通のあった日だけ、

束の間、スッキリした感覚がある。

 

 

それ以外の日は、

なんとなくお腹の周辺が張って嫌だけど、

それ以上の体感は、なかったと思う。

 

 

ただ、さすがに、

1カ月便秘したときは、かなり苦しくて、

食べ物が入っていかず、吐いてしまった。

 

 

 

便秘に良いと言われる食べ物がたくさんある。

繊維の多い野菜、ヨーグルト、オリゴ糖など、

良いと言われるものは、たいてい試した。

 

でも、いっこうに改善されない。

 

そればかりか、逆に

ガスでパンパンにお腹が張って、痛い。

 

ときには、冷や汗が出たり、

眠れないほどの痛みがあった。

 

なので、

繊維の多い野菜、ヨーグルト、オリゴ糖などは、

無意識に避けるようになっていた。

 

 

そして、2020年4月28日

SIBOのことを調べていくと、以下の書籍に出会う。

小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!

 

 

 

すぐに購入して、一気に読んだ。

 

この中で、高FODMAP食という、

SIBOの人に合う食材合わない食材の話があった。

 

簡単に言えば、

SIBOの人に合わない糖質がある。

この糖質が多く含まれていると高FODMAP

含有量が少ないと低FODMAPとなる。

 

なので、SIBOの人は、

低FODMAP食を取り入れることで、

その症状が改善できる。

 

 

合わない食べ物の中には、

繊維の多い野菜、ヨーグルト、オリゴ糖が列記されていた。

 

膨大なガスが生じて苦しくなるので、

絶対食べないと決めていた

キシリトールもあった。

 

お腹の調子がよくないときに食べると、

死にそうなほど、お腹が痛くなる

玉ねぎや納豆もあった。

 

 

この本を読んで、

SIBOかどうかの診断を受けたいと思った。

調べてみたら、自費診療になるので、高い。

 

2回検査をするらしく、合計で10万円を軽く超える。

やってるクリニック・病院も限られる。

 

 

まぁ、診断されなくても、治ればいいや、と

FODMAP食をやってみることにした。

実際、それで治るなら、SIBOってことだ。

 

 

さっそく

翌日4月29日から、低FODMAP食をスタート。

 

 

その日、冷蔵庫にあった、

高FODMAP食材(小麦、豆、乳、ネギ等の含む食品)は、

基本、全部捨てた。(未開封の小麦粉などは人にあげた)

 

中途半端なもったいない精神を理由に、

好きな麺類やお菓子などを、食べるのを断つためだ。

 

 

 

ただ、

不退転の覚悟で、捨てたはいいが、

最初は、何を食べたらいいのか、分からない。

 

いや、これ、マジでわからんのですよ。

一掃してから、あれ?どうしよう?みたいな。

 

ちょっとだけ後悔しながら、

食べてよい食材をよくよく見てみると、

意外にできそうだと気づいてきた。

 

それは、この2つだ。

(1)基本、和食にすればいいこと、

(2)炭水化物中心だった食事を、

高たんぱく食に切り替えればいいこと、

 

 

これなら、できる。^^

むしろ、健康的。

 

 

こうやって、試行錯誤しながら、

低FODMAP食に変えた。

すると、お腹の張りがなくなってくる。

 

 

これまで悩んでたの、なんなん?

と思うほど。(笑)

 

 

水着を着る前に、

食べないようにしていたあの苦労、

いらなかった。(笑)

 

 

まず1カ月、低FODMAP食を続け、

とりあえず腸を健全な状態にしたl。

 

そこから、どの食材が合わないのか、

実験していった。

 

具体的には、

1週間、ある糖質をとってみる

2日ほど、低FODMAP食で、お腹回復させる

1週間、他の糖質をとってみる

 

 

このように、

回復期間を入れながら、

高FODMAP食を1種類、

少しの量だけ食べてみて、

体調の変化を見ていく。

 

こうやって、FODMAP食の中でも、

自分にとってのNG食品(NG糖質)を

絞り込んでいった。

 

 

順調にいけば、1カ月半ほどあれば

NG糖質の絞り込みができるはずだった。

 

が、実際やってみると、

想定以上の期間がかかった。

 

 

なぜなら、

実験後の回復に時間がかかったりする。

 

それに、

季節の変わり目などで、体調がイマイチなときは、

実験を中断して

低FODMAP食で、お腹を労わることを優先した。

 

毎回、完全回復してから、

次の実験をしないと意味がない。

 

変化がきちんと判別できないからだ。

 

 

あと、

夏なので、

どうしてもアイスが食べたい時があった。(笑)

 

ハーデンダッツなど、アイスクリームは、

高FODMAP食なので、

食べるなら、実験はできない。

 

 

 

実験は、

5月末からスタートし、

8月中旬で終了した。

 

 

試した順は以下のとおり

 

(1)フルクタン(小麦)

(2)オリゴ糖(豆)

(3)ラクトース(牛乳)

(4)果糖(果物、はちみつ)

(5)糖アルコール(果物)

 

 

お腹の調子がよくなってくると

お腹のガス問題だけでなく、

他にも良い影響が出てきた。

 

 

顕著だったのは、便秘だった。

 

(つづく)