
★東日本大震災から15年〜石巻での出来事★
今年もこの話をさせてください。震災から2年経ったころ、力仕事もできず、無力な私ですが、日ごろ出前授業をしているので、訪ねてその場で感じたことなどを話すことくらいなら私にもできると、日常を取り戻すべく歩みだしていた石巻を訪ねました。
はるばる九州から!と食堂の方がすごく喜ばれて「案内するわ」と車を出してくださいました。何の縁か福岡出身の方で石巻市内を巡りながら「門司港の焼きカレーがまた食べたい」と。
高台の日和山公園で花を手向けるように静かにリコーダー演奏を手向けました。「献奏」。私にできる精一杯のことでした。周りの方がすすり泣きながら口々に「ありがとう、ありがとう」と。
私自身、難病によって余命宣告された命。経験は違えどお互い必死に生きてきたことを話しました。想像を絶する震災を経験されたのにその方は泣きながら「今日ちひろさんに出会えて生きててよかった。ちひろさんに出会うために生かされたのかな」ってそんな、私にはもったいないくらいの言葉をかけてもらって私も涙が止まらなくて、初対面だけど2人でたくさん泣きました。
復興の力にはなんにも役立ってない私ですが、石巻での出会い、感じたことは今でも忘れられないし、まだ更地の目立つ日和山公園に立って感じたこと、出前授業で子どもたちや多くの方に話しています。
やはり私はリコーダー演奏だけでなく、演奏に載せて様々な思いを伝える人であり続けたい。
また石巻を訪ねてみたいな。
#東日本大震災から15年