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もう長い付き合いなので今更なのですが、今回、フェリーのお部屋のお隣がお風呂だったので、お風呂を通らないと自分の部屋に行き着かない、必ず通らないといけない、だったので、お部屋に戻るたびに、お部屋から出るたびに、展望風呂行きたいよぉ!!!!!!!ってなってしんどかった、、、

みんな当たり前のように男湯、女湯に分かれて大海原の展望風呂を楽しんでる。

久しぶりに自分の体を呪った。

よく、自分で選んだ道なんだから自業自得って言うけどさ、

生まれた時の記憶なんてないからさ、

胎児の時の記憶なんてないわけだからさ、

自分で性別を選んで生まれてくるなんて不可能だからさ、

好きでこんな人生を選んだわけじゃないのよね。

でも命ある限りは生きなきゃだからね。

絶望の先にあるのは自死だから、死んだら何もかもおしまいだから、っていうと今の体捨てればいいじゃん、って簡単に言うけど、ただでさえ体にメスを入れるって大変なことだし、病魔に侵されていない健康体の臓器を摘出するような話だからね。

ましてや難病の後遺障害を抱えている身。

考えれば考えれば鬱になるし、しょせん悪あがきなのかと気が狂いそうになるけど、自分でもどうしょうもないから、自分のできる範囲で精一杯自分らしくいられる状態に自分を持っていく、その成れの果てが今の私なんです。

それでもお風呂で服脱ぐときとかやっぱり突きつけられる現実が重すぎるよね、、、

それに蓋をして、いやそれでも私は、と、無理ぐり自分に言い聞かせることの虚しさ。
何度お風呂場で死のうとしたか分かんない。

それでも、こんな私なのに「リコーダーのお姉さん」とか「カラフルなお姉さん」とか「ちひろさんはとても素敵な女の人だと思います」とか言ってくれる人がいるからどっこい生きていけるのよね。

ほんとは温泉巡りしたいくらいお風呂大好き人間なので、1人でも気兼ねなく温泉に行けるところがあるといいな、、、

話したがりーなのでほんとはわいわい女子旅したいけどね、、、

1人だと貸切不可、複数人じゃない貸切不可とのところもあるしね、、、

そんなわけでなかなか浮上できないので久しぶりに自著を紹介しておきます。

2年半前に出版した「杖とリコーダーとカラフルと」。

北九州市の門司区以外の全区の図書館に収められています。
嬉しいことに戸畑は貸出中。

先日、おはなし会に伺った時、館長さんにご挨拶して、私の書いた本も収めていただいているので、って話をさせていただきました。

この本では「みんな当事者」をキーワードに書きました。
多様な性やLGBTを前面には出していません。

むしろこの本に何度となく繰り返し書きましたが、ここ何年か前から私は講演でLGBTという言葉をむしろなるべく使わないようにしています。

もちろん、性別違和に苦しんでいる人がいるという現実は知ってほしい。

でも、LGBTと言う言葉をだした途端「自分には関係ないけどなんかそんな訳のわからない変な人がいるんやね」という目を向けられる。
まるで異星人でも観るかのように、、、

「自分には関係ないけど」のフィルターがある限りは自分事には全くならない。

自分の性別に疑問を持ったことがない、という人でも、じゃあ「あんた男(女)のくせにさぁ」とか言われていい気持ちする人はいないと思うのよね。

誰もが望むと望まざるとにかかわらず、性別からは逃れられないわけなので、男らしく女らしくより自分らしく、という点ではみんなの問題。みんな当事者。

そのなかで、ほんとに自分の体を捨てたいくらい男、女とみられるのが嫌、苦しい、それが性別違和、性的マイノリティと言われる人なわけ。

それにね、「多様性というのなら気持ち悪いと思うことも認められるべき」っていう声があるんだけど、思想の自由があるから、多様な性のことを気持ち悪いと思うのも別に自由だけど、それを口に出したり、書き込んだりすることで誰かを傷つけることになるってことは知ってほしい。

最近なにかにつけ、それを面と向かって人に言える?っていうことがとても多い。

私は街なかで思いっきり公衆の面前で、気持ち悪い、死ねばいいのに、学生時代には、これは性別とは関係ない理由だけども、生徒がたくさんいる教室で教員から全生徒に向かって「みんなはこいつみたいなバカな人間になるなよ」と言われた。

腹の中ではどう思ってくれてもいいけど、それを口に出したり、書き込んだりした瞬間にそれは刃物にも拳銃にもなって誰かの命を奪うことになる。
それはぜひ知ってほしいなーと思います。
もちろん言葉を生業にしている人間として自戒も込めて。

言葉は誰かの人生を美しく彩ることもできれば簡単に人の命を奪うこともできる。ということを。

それにしても自分の体嫌悪から未だに抜け出せない。大好きでたまらないはずのお風呂が苦行です、、、

#杖とリコーダーとカラフルと
#多様な性
#自分に折り合いをつける
#リコーダーのお姉さん
#プライド月間