森の秋を味わう遊びの会@玄海青年の家!
その前夜はハロウィンナイト!

薄暗い館内をヒントをもらいながら歩きまわります。
私は笛を奏でる妖精役で子供たちを待ちうけます。
寝たふりしたりなんかして笑。
年がいもなくというような仮装をしましたが、
妖精役ということで、ある意味ばっちりでした笑。
似合ってるかどうかはさておき。

翌日の土曜日はいよいよ森の中へ。
収穫の秋です。足元にはドングリ始め木の実が
ごろごろ。
そして色とりどりの葉っぱたち。
ネイチャーゲームで「森の色合わせ」という遊びが
あって、色見本カードを使って、色集めをする
のですが、今回は初めて顔彩を使いました。
まるで標本ボックスのように。
子供たちはどんどん「この色は?」と
私に駆け寄ってきます。

そして、森の中でこしかけて、絵本とリコーダー。
よく見る読み聞かせスタイル、対面ではなく、
私の後ろに集まってもらい、普通に絵本を開いて
読みました。いわゆる、子供を膝にのせて
読むようなスタイルで。
これが本来の絵本読みスタイルよね。

そして、リコーダー。
鳥のさえずりのようなソプラニーノを吹いていると、
鳥たちがにぎやかになってきます。
「ちひろちゃんが鳥たちを呼んでるみたい」
記憶させる=recorderという意味のリコーダー。
なぜか森に入ると、ただいま!といいたくなる私は
やはり森の妖精なのかもしれません笑。

木に触ってみてごらん、と声かけながら、
森を案内していると、すごく生き生きとしてくる
自分に気付き、まるでここが私の住処で、
ここから街に降りていってるような、里帰りしたような、
やっぱり私は森の中でいているんだなぁ笑。
道理で人込みであたふたするわけよ笑。

そして、落ち葉のステンドグラス作ってみましたよ。

体調は決して良くないし、発作も起きてましたし、
お風呂恐怖など、女性として生きる自信をなくして
いる私でしたが、この一泊二日、すごく助けられました。

「あなたは本当に女?」と聞かれ、つい自信のなさ
から、黙りこくってしまった私に、小学生の女の子
から
「ちーちゃんはどっから見ても女の人なんだから
自信持ってそうです!っていわなきゃ。
ちーちゃんは可愛いんやけ」
と励まされ、率先して、重い荷物持ってくれたり、
忘れ物した時も、「一緒についてってあげる」、
「急がんで、ゆっくりでいいよ」、
「一緒にお風呂入ろう」などなど、
沢山声かけてくれました。
私を見るなり、「ちーちゃん!」と
駆け寄ってきてくれる。
「ちーちゃん大好き」と言ってくれる。
一緒にお風呂入ってる時も、
「ちーちゃんはどっから見ても女子なんやけ」と
励ましてくれて。
完全に女子ではない自分がいて、
それがつらいから、1人で家でお風呂が怖かったり
してるけど、そんな自分を小学生が励ましてくれる。

さらには帰り際、こんなことがありました。
荷物をまとめていると、1人の男性が、
「間違ってたら申し訳ないですが、
もしかして笛田さんですか?」と。
なんでもテレジン展に来られたことがあるそうで、
私とは初めて会うけど、かねてから私に会いたい
と思っていたそうで、
「私、笛田さんのファンなんです。ずっとお会いしたい
と思っていました。握手してもらっていいですか。
いやぁ、本当に素晴らしい生き方をされて
いらっしゃいます」と。
バリバリ働けてる訳でもなく、性別のこともあり、
バッシングも受けますが、そんなおろおろ、
よたよたしてる私の生き方を素晴らしいと言って
下さる、それどころか、私のファン、だなんて。

偏見も確かにあるし、ホークスパニックでこの街が
嫌になることもあるけど、でも、キキと同じ心境ね。

「落ち込むこともあるけど、私、この街が好きです」。

初対面の方に「ずっとお会いしたいと思ってました。
あなたのファンなんです」なんて声かけてもらえる
なんて、それだけできっと生きてけるよね、きっと。