きのうは、ムーミンのお話し会でした。
いつもは第四金曜ですが、昨日は「特別編」。

聴覚障害のある子供たちにお話し会。

「はらぺこあおむし」を大きなペープサートにして、
絵で訴えるようにしました。

英語の絵本を読まれる方もいらっしゃって、
走る!泳ぐ!と自分の身体を動かしながら楽しめるように。

そして、私はと言うと…

ずっと大きなテーマでした。

耳の聞こえない方にリコーダーを届けられるのか。

諦めることは簡単ですが、私=リコーダーと言っても
過言ではないのに、耳が聞こえないからと、リコーダーを
出さないのは…

ソプラノリコーダーとテナーリコーダーをじっくり
触ってもらいました。
大きいね、なにかついてるね、と言う反応がちらほら。
桜の木だよと言うと、それにも反応が。
曲は、短くて分かりやすい「うみ」。
海に行ったことがあるかな?ときくと、ちらほら手が
挙がったので、
「うみはひろいな おおきいな つきはのぼるし ひはしずむ」
と歌詞を紹介。海を思い浮かべて、「心で」聞いてね。と。

指の動き、大きい笛だから思いっきり息を吸わないといけないこと、
貴族がリコーダーを持っている絵本を見せながら、
700年の歴史がある話をしたり。


手や身体を動かすのがみんな大好きで、
はなす一言一言を手話通訳を介して受け取ると、
一つ一つに反応します。

音を届けるのは難しかったけど、
どうなるかと思ったけど、
やっぱり、多くの人に届けるのと同じように、ちゃんと、
子供たちにリコーダーを紹介できてよかったと思いました。
耳は聞こえなくても、リコーダーを持つと、一生懸命吹こう
としてる子供たちの反応が嬉しかった。

最後に握手して、そして、さよならと一生懸命手を振ってくれた。

聴覚障害の子供たちと時間を過ごすことができて、
ほんとによかった。

私にできることは限られているし、
私なんかが活動しなくても、精力的に活動してる方がいっぱい
いらっしゃるけど、私だからできること、私でしかできないことが
きっとあると信じてぼちぼちがんばるのみです。