死神さんの誘いにとにかく乗らないように踏ん張っているここ数日、
セクシャルマイノリティに関心を抱く方のための交流会、Take it 虹に
参加のため、長崎へ行ってきました。
http://x62.peps.jp/takeitneasy/prof/?cn=1
お菓子をつまみながらのまったり交流会が何より素敵です。
しかも、きょうはLGBT成人式とのコラボ企画。
LGBT成人式。
http://lgbtseijinshiki2013.info/ceremony.html#
LGBT成人式は、「成りたい人になる(=成人)」ための決意をして
その第一歩を踏み出す“あなた”の節目の日。
一般の成人式は二十歳だけど、年齢も、セクシャリティも不問。
今年は何と学校で開いたのだそう。すごい。
こう言ってはなんだけど、私の女性の姿に、子供たちに性別の話は
しないでほしいとか、めっきり学校での授業の機会が減ったり、、、
なのに、セクシャリティのイベントを学校借りてできるなんてすごい。
私が二十歳の時…
ずっと家に閉じこもって、死ぬことばかり考え、実際に自殺未遂まで
落ちていたあの日…
とても成人式なんて考える余裕はなかった…
あれから15年…
15年遅れの成人式を迎えられるかもしれない。
去年もコラボ企画に参加させていただきましたが、
今年は、写真撮影会を開催。
15年越しに成人式を迎えられるだけでなく、女性として、
振袖を着て成人式をしたい!という夢がかなうかもしれない。
その背中を押すように、私の友人が、ちひろさんの晴れ姿に、
是非メイクをさせてほしいと申し出てくれて、思わずジーンときました。
クレンジングから、メイクまでを、しかも素敵な熊野筆で、
してくれて、本当に感激しました。
2014年2月22日。
私にとっての成人の日となりました。
長崎に行く時はいつも雨が多いのですが、
まるで私をお祝いしてくれてるかのような、真っ青な空。
ついに夢にまで見た振袖。
あまりに嬉しくて、外をぶらりしちゃいました。
長崎と言えばカステラ。文明堂のお店の前でパチリ。
そして、夢をかなえたついでに、恥ずかしながら、
女子高生姿にも。



これは単に女装でもコスプレでもありません。
女子として生きたかった、それ以前に、激しいじめの中で断念した
高校生になる夢を叶える、大切な時…。
振袖と共に、もうひとつ、夢がかなったのでした。
似合ってるかどうかはさておき…お目汚しですみません…。
交流会ではいろんな話が出ました。ディープな話しも。
テーマは「私のきっかけ」
とても心に残ったのが、皆、死を考えながらも、
それでも生きようと思った、ということ。
そして、生かされた命なんだから、誰かの役に立ちたいと思ったこと、
誰かの役に立てるなら生きてることに意味があるかなと思ったこと。
私は自分の身体を見たくなくてお風呂が怖いとか、
子供を産めたらいいのに…って思うこと、けっこう、
共感して下さる方が多くて、皆同じような悩みを抱えているんですよね。
全く他人の子供なのに、つい微笑みかけたりするよね~
ってことにも共感し合い…。
性別適合手術も簡単に踏み切れるものではないし、
踏み切ればいいかという問題でもない気がする。
いばらの道だけど、今日、振袖を着て、女子高生にもなってみて、
改めて思いました。
私は女性になりたい。
いや、私は女性です!と言い切ってしまいたい。
15年遅れの成人式は、成りたい自分=女性になる!
を改めて宣言した日。
私が子供の頃に描いていた成人式とは比べ物にならないほど、
素敵な成人式を、一般の成人から15年もかかったけど、
成人式を迎える事ができました。
最後に感想をシェアしあう時に私は、
コラボイベントというより、私にとってはまさに15年遅れの
成人式でした。
と話すと、大きな拍手と共に、「成人式おめでとう」の声。
うるっときそうでした。
リコーダーも演奏させていただきました。
オリジナル「風に吹かれて」と、実は昨日レパートリー入りし、
初めて人前で披露した、ソチ五輪テーマ、コブクロの
「今、咲き誇る花たちよ」。
レパートリー268曲目。
ちなみに、最近の曲には疎いのですが、嵐のリクエストが
結構あったもので、嵐が歌うソチ五輪のテーマ、
「Road to Glory」もレパートリーに入れました。
でも、私の中の原点、随分昔の曲ではあるけど、
サウンドオブミュージックを久々に演奏したくなったわ。
音楽の力は人の心を動かす。
私の演奏を聴いて下さった方から、
「いつも目をつむって演奏を聴いているけど、演奏が終わって
目を開ける瞬間が心地よくて、くせになりそうだ」と。
そこまで心地よく思ってもらえて幸せです。
イベントには取材が入っていました。
NHK長崎放送局と、毎日新聞の取材を受けました。
テレビ放送と、そして、長崎の毎日新聞に掲載されるそうです。
笛田千裕・女性として初めて新聞、テレビに出ます。
ちなみにラジオで初めて出たのは、東京の文化放送。
地元じゃないのがちと残念。
リコーダーの活動で、実は、KBCニュースピア、FBSめんたいワイド、
そして、朝日、読売、毎日、西日本とこれまで全紙に掲載されたことが
あるのですが、すべて、男性として生きていた時代で、昔の名前で
出てました…。講演の時に映像を見せようとすると、ものすごく
補足説明が入ります。
もう、男性としての自分は死にました。
新しい命で生きています。
障害と向き合うことはもちろん、
笛田千裕として、女性として活動している姿を、もし新聞やテレビで
取り上げていただけたら、まあメディアがすべてではないけど、
認められたような気もします。
それに、北九州でも、まったりとセクシャルマイノリティを
語れる場を作りたい。
セクマイ、LGBTは決して変な奴でも、タブー視することでもない、
自分の性別に何の疑問も持たずにトイレを利用したりしている人が
多いかもしれないけど、ちょっとそれが難しいかな、
私は私らしく生きたいかな、それだけのこと。
イクメンという言葉も知名度が上がってきたけど、これもまた男性、
女性としての自覚があってのこと。
子供を産むのは女性、という前提があってのこと。
そして身体の性別に自分が従えての話。
身体は男性でもイクメンではなく、母親になりたくて
苦しんでいる人もいる。
私は、女性です!と言い切れる日が来てほしい。
トイレ問題も含め、女性として胸張って生きたい。
振り袖も着る事が出来たし、女子高生にもなれて嬉しかった。
NHK長崎の放送、毎日新聞がまずは楽しみだわ。
地元北九州でも、活動が取り上げられる日が着たら嬉しいなぁ…。