息子と塗ったぬりえ
2019年8月19日
息子の病院帰りに寄った、伊達市のディノスパークで塗ったぬりえです。
本来ならばその場に飾っておくものでしたが、多動症の息子一人ではゲームセンター内で塗り切ることが出来ず、お母さんが手伝ってしまったことにより、お母さんへのこだわりが強い息子は、お母さんを置いてきぼりにしてしまうみたいで嫌だ…と泣きじゃくり…
仕方なしに店員さんにお願いしたところ、その時対応して下さった店員さんが、優しい方で快く持ち帰らせてくれました。
次の来院日に持ち込んだ時にはそのぬりえブースはなく、その時の店員さんもいらっしゃらなかったので、その時もまた持ち帰りましたが、以降何度か足を運ぶ機会はあったものの手渡せず、手元に今もあるぬりえです。
この塗り絵を頂いたのは2019年の8月。
あの時のお母さんに隠れてメソメソしていた息子は現在小学四年生になり、少年らしい少年に育ちました。
発達障害の特性なのか、未だあの日に対応して下さった店員さんの顔をしっかりと覚えている様子。
年に一〜二度は訪れる病院への帰り道、息子はいつかその時の店員さんに出会える日を楽しみにしています。
いつかお礼を言いたい人の一人だそうです。
お母さんの記憶の中では年齢は20代くらいの若い男性の店員さん(当時私も20代なので、そんなに年が離れていないかな?と言った印象です。)、黒めの髪色に黒い服(多分制服?)
若い方なので、あれから三年も経ってしまった今ではもうそこに勤務してはいらっしゃらないかも知れません。
どんなに時は流れど、あの時に受けた優しさは未だ私達親子の中の大切な思い出の中に。
本人にとっては些細な出来事かも知れませんが、ほんの小さな思いやりをかけてくれた方に感謝して生きています。
完成したぬりえです。
ありがとうございました。