はい、すっかり月イチ更新が板に付いてきました。
先日、豊田の橋の上大盆踊り大会に出店した際に、似てない屋さんで赤塚不二夫特集の古本を買いまして、改めて赤塚不二夫キャラが好きだと認識させられた次第です。
さて、
世界的に見ても日本のマンガってヤツは数もさることながら、ジャンルの幅も凄いらしく、一つの文化として捉えられてるようですね。
いわゆる学校教育における図画工作や美術の授業で取り扱われた記憶は無いので、やはりアートや芸術の括りではないでしょう。
が、しかし、高等学校教育を終えて、一歩開けた世界に足を踏み入れると、マンガをアートとして捉えた展示だったり、そんな個展なども見受けられる。
僕は一切、そういう専門用語や知識などを学校で学んだりしてませんから、ただ自分が好きだと思うモノのみ見て、真似て、創って、集めて、飾って、を繰り返してきました。
1番初めに衝撃を受けたのは、SEX PISTOLSのアートワーク群。
まぁ、何度か当ブログでも書いてますがね。
ココからパンクのアナログコラージュなフライヤーなど掘り下げて、ステンシルでもその雰囲気を出すべく制作してきたわけです。
だが、頭一つ抜け出せていかない何かがあると去年から思うようになってきたのです。これも以前書いたかな?
そんなこんなで、その”何か”を理論立てて整理して理解することが、次のレベルに行けるキッカケとなるであろうと踏んで、今更ながら専門用語や知識を調べておる次第です。
去年のトヨロックでのライブペイント後に、グラビティフリーの御二人と話してもいましたが、この作品はアートなのか、アートワークなのかってことを。
僕はやはりデザインしたいのだと最近気づいてきました。
いわゆる、絵画作品よりはグラフィックデザイン作品に惹かれるし、実際に我が家にある本などを見てもグラフィックとストリートや音楽文化に関するものばかりです。
あ、そうそう。1番衝撃的だった人の言葉は、バスキア。
芸術は爆発だ!ってのを1番解りやすく体現してるのがバスキアだと思ってたし、
あんな感情爆発させて表現をブツけられるなんて羨ましいとさえ思ってました。
バスキアは幼少期にダビンチの解剖図を親から与えられて、ひたすら見て真似て描いてたというエピソードを見つけては、ダビンチの解剖図を買わなきゃ!って思ったり。
だから、改めて自分が好きだと思うパンクのアナログ制作フライヤー群や、ジャンルレスなレコードジャケット、ポスターなどもみつめ直したりしました。
その結果気づいたモノ、
粋と野暮って言葉がありますが、
パンクのフライヤー群はそのほとんどが粋じゃない、野暮ったいのがほとんど。
その他の粋と感じたパンクデザインはDEAD KENNEDYS、BLACK FLAG、CLASS、CRIME、GERMS辺りかな。
後のはほとんど野暮。
でも、野暮ったいのが集まると、またそれはそれで空間に独特な雰囲気が出るし、非常に人間臭い温かみがあるモノと変化する。
野暮の集合体の一部を切り取ったところで粋とはなかなかならない。
優れた写真家は出来るでしょう。
つまり、野暮の一部を、ある枠に収めた時のキレ。構図ってやつ。
あくまで僕個人の解釈ですんでね。
もうね、沢山色々な自称アーティストに会ったり話したりもしましたが、アートって言葉をヤケに放つ奴に限って、そいつの作品がホント野暮ったいんだ。
そんで、そんなグチャグチャをアートだと言い放つ。
もうアートって言ったもん勝ちみたいな。
やり逃げですよ。
あとは鑑賞者の判断に任せますみたいな放任主義的無責任自称アーティストが如何に多いことか。
即ち、ダサいのがウジャウジャしてるんですな。
アートとデザインって何度も議論されてる議題だと思います。
感情を爆発させてキャンバスなりに具体的な形として表現出来たモノがアートの最高の瞬間だとして、それを限られた枠や空間にどう配置するのかって計算がデザインであると解釈してます。
だから切っても切れぬ関係性だと思います。
その技術を使い、構図を計算し、感情を爆発させて表現する。
優れた爆発的感情やアイデアも頭の中にあるだけじゃ何も起こりえないワケで、
じゃあそれをしっかり伝えなきゃいけない。
その伝える役目を果たしてくれるのがデザインだろうと。
そんなワケで僕がステンシルでやりたいのは、そんなパソコンが無かった時代のデザイナー達がピンセット使ってやってたような面倒くさいこと。
ただ、先人たちの導いた理論をやればOKではなく、やはり其処はセンスというか、それぞれのアートの感覚が差を産み出すのだと思います。こればっかりは鍛えようがない、持って生まれたものがあります。
まあ、僕は自分のアート感覚の足りない部分も計算してデザインして至高のモノになるよう、そこを鍛えるべく、既に様々な本やサイトを見ながら知識蓄えてます。
下半期の怒涛のスケジュールの一つが昨夜決行されましたが、
そんなこんなを意識し始めですが、4キャンバスをライブペイントで仕上げました。
富山のスパイシーバル オーディナリーの2周年祭にて。
仕込みの時点で3分の2が仕上がってるってのが僕のやり方になってきてます。
仕込みの時間、スケジュール管理、体調管理が兎にも角にも重要です。
そういえば、ステンシル作品の世界大会に出品してファイナリストに選ばれた作品も、
3分の2が計算で、残りの3分の1は感覚で仕上げました。
そして、コレも大事。
今週末25〜27日は山形蔵王龍岩祭に出店です。
愛する蔵王温泉の龍岩祭は今年がラスト!
東北の優しく熱い皆さんと沢山知り合った最高の場所。
バッチリ至極の一点モノを従えて参上しますのでどうぞよろしくお願いします!
9月3日は名古屋栄テレビ塔もちの木広場にてJAMAICA FESTIVAL。
そして三連休のど真ん中、9月17日は岐阜飛騨高山のスキー場アルコピアにてイナズマキャンプ!
負けじとライブペイントをブチかましたいと思います。
それでは各地で会いましょう!
バイバイ、またね。