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現代アートと暮らしたい!なんて見出しに釣られて買ってはみたももの、まぁ場違い感ハンパないわけでした、ハイ。

何のデータに基づいてるワケでないし、勝手な僕の見解、仮設で極端な話なんで軽〜く流して貰って全然構わないんですが、

アートにしろ、ファッションにしろ、音楽にしろ、

本当にセンスがあってカッコよくて、人の人生や意識を変えちゃうほどの破壊力を兼ね備えた本物のクリエイターや、それを理解して関わってる人々はこの世の2割ほどじゃないかと思います。

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その本物の2割の内、メジャーやメインストリームの人が1割で、残りの1割はアンダーグラウンドやサブストリームの住人。

そして更に、それら2割の本物のアートやファッションや音楽を理解し、その本物に成るべく創作したり、関わったり、自分の生活の中に取り入れようとしてる人たちが2割。

金持ちやビンボー関係なく、計4割の人が本物のアート、ファッション、音楽業界を支え合ってるように思います。

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本物のクリエイターの中には富や名声に無関心な人も居るはず。必ずしも富や名声を得ているから本物とは限らない。アンダーグラウンドやサブストリームにはそんな本物も必ず居る。

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なので、極端に言うと残り6割の人々はそれらに全く興味がないか、流行り廃りに乗っかり、その都度、自分のスタイルを変えちゃう人達であったり、お金が沢山稼げちゃってるから財産として高級って言われてるのを買い漁ったり、多勢に居ることで安心するか、多勢に紛れながら少し目立つ程度で満足してるような、コレらが一般と言われる6割かなと。

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無駄に最近盛り上がってる風にメディアで取り上げられて、それにまんまと”乗っかる族”によるハロウィーンコスプレ大会はその一般の6割の人々でほぼ成り立ってると思われます。

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そして、

日本でかつては気持ち悪い、ダサい、冷笑の象徴であったオタクやオタク文化も世界中に飛び火し、

同じ穴のムジナをたくさん結束させ、更にそれを上手くリアルアート界に持ち込んだ村上隆の手腕によって、何やらあんな毛嫌いされる象徴がちゃっかり芸術と認識されたりもして。

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だけど例えば、会社の同僚が痛車で通勤し、休み時間に携帯眺めてニヤニヤ2チャンネルしてたり、アニメがプリントされたパッケージのお菓子食ってるようなヤツが、アートやファッションや音楽界(ココは電子音楽など少し影響あるかもだけど)で、

僕が言いたい本物のクリエイターたちとはやはり違うワケで、それらはやはり6割の中の一部であります。

だって、決してカッコよくないですから。

何かのコスプレして、バッキバキなキメ顔とポーズしてても、

はぁ?!

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と、見てる此方が恥ずかしくなります。

まぁ冒頭に述べた、本物のクリエイターの2割も入れ替え激しい世界でしょう。

セレブ達はまだ無名なクリエイターを発掘、投資し、育てたクリエイターの作品を高値で売り捌くというアートビジネスもある。

だが、本物のクリエイターであるが、そんな富や名声にこだわらず、ただひたすら自分のスタイルを貫くアンダーグラウンド界の住人も居るワケで。

そういう人達は結果、広く世間に認知されようとも、スタンスが変わらなかったりする印象。

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僕はそんな人達が好きです。

美術の教科書に出てくるような画家たちは全然好きじゃない。

他にも前衛的と呼ばれる作品や、造形物もほとんど興味がない。

生々しい、人間臭さを感じるモノが好き。

だからストリートやゲットーのグラフィティから始まり、D.I.Yフライヤーデザインなどが好みの最たるところ。

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コレらをアートと捉えるかどうか?!

少なくとも僕にとっては完全にアートです。興味の主戦場です。

グラフィティは違法行為でこそ意味があるのであって、合法で描いたモノはグラフィティとは言えないなんて論争やバトルもある。

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80年代のヒップホップカルチャーとグラフィティにスポットを当てた映画”WILD STYLE”で見られるような、ストリートからギャラリーに行くってことに対する葛藤、迷い。

そんなグラフィティをいち早くアートとして、世に紹介した有名ファッションブランドと言えばアニエス.b。

グラフィティライターを集めてライブペイントするイベントを仕掛けたり、作品展したり、グラフィティ雑誌を発行してました。


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捉え方はそれぞれ違うでしょうが、結局は其処に本物を見ることが出来るか、否かだと思います。

そして、グラフィティが出始めた時代と違って、今や簡単に世界の強者達のアイデアや行動や作品が一覧出来る時代であるからチャンスは広がってるが、そのチャンスをモノにするには、更なるセンスと意外性やアイデアやインパクトが必要になってきてます。

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凄いけど、ソレ既にあの人がやってたよ。

なんて指摘もすぐ出る時代。

東京五輪のエンブレム問題のような指摘が世界中から舞い込む。

問題となったあの人は過去に、オリジナルは出尽くしてるから、今は様々なモノを組み合わせて新しいモノを作る時代みたいなこと言ってたらしいですね。

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そしてあのPOPアートの代表格である、アンディ・ウォーホルは生前、もうオリジナルなんてずっーと前に出尽くしてるし、オリジナルだと思い込んでるだけだ。と言っています。

コマーシャルアートと言われる、キャンベルスープ缶や、洗剤、ジュースなどのパッケージをシルクスクリーンで連打したウォーホル。

それを素晴らしい!ポップアートだと群がる人々を見て、なんて滑稽だと笑ってたでしょう。

あなた達の生活の中で当たり前に見るモノ達をプリントしただけに過ぎないのに、と。

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ウォーホルは有名人が大好きで、それらの人々を集める溜まり場(ファクトリー)を作り、その人達と会話し、時には盗み聞きして得たアイデアをそのまま作品にしたり。

僕はウォーホルのアートを軽く考えてる感じが好きであります。実際には軽く考えてたかどうだったか分かりませんが。

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世間の流れの一部を切り取って紙に載せて、誰もが気にも留めてなかった癖に!って世の中の人々のいい加減さを嘲笑ってるような感じ。

村上隆さんのオタク文化を取り上げた作品も似たような感覚かと。

ムキムキのスーパーサイヤ人みたいやヤツが精液ブチまけてるビッグサイズフィギュアとかね。

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村上隆さん曰く、アートマーケットに関しは日本ではなく、海外の基準を意識しないとってことを書いてました。

人間の心の奥底に眠るドロドロしたモノを吐き出せば出すほど海外でウケると。

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日本人らしさの象徴である、奥ゆかしさは全く通用しないと。

コマーシャルアートとオタク文化アート、どれも当たり前に知ってながらも、取り留めて見ようとしてなかったモノ。

アートとして取り上げようともしなかったモノ。

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世の中の1割のアートマーケットに出入りするようなセレブ達が全く意識しないであろうモノだからこそ、意識を揺さぶられ、大金を叩くのかも。

バスキアのアートは子供の落書きの延長みたいだし、全く取り上げられなかったかもしれなかった可能性もある。ただ、上手いなんてもんじゃなくて、何もかもを超越しちゃってる凄さです。

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このステンシル文字作品も、タイポグラフィー作品として億の価値だとか。

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もう文字なんて当たり前過ぎて誰も自信タップリにコレがアートです!って出せないよね。

僕は出来ません。この時点で2割の本物に成り得る可能性がないのかもしれません。

当たり前を、非当たり前として捉えて出せる気持ちがないと。

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まぁ、何かの資料や記事を見て書いたワケじゃなく、今、僕の記憶の中で思い出されたことを色々踏まえて書き殴ってきたワケですので、深く考える必要は全くありません。正しいのか正しくないかも必要ありません。

創作をやり続けるには資金もいるし、時間を犠牲にする事もたくさんあります。

売れるということは、誰からお金を払ってまで必要としてくれてるということ。

有難い話です。

少なからず現時点では多少なりお金を得ることが出来てるのは恵まれてる方だと思います。

個展もさせて貰ったり、全国各地でライブペイントもさせて貰ったり。

ただ、それを生業とするかしないかだけで判断されることもしばしば。

生業じゃなきゃ趣味呼ばわりされる。

じゃ、何の為に創作してるの?

そんなもん知るか!

やらずにいられない、ただそれだけ。

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三宅洋平が歌う歌詞の中で、

成りたいモノがあったわけじゃない。成りたくないモノがあっただけ。

僕も成りたい姿はモヤモヤしてたけど、成りたくないモノはハッキリしてました。

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そんな成りたくないモノとしっかりラインを引き、自分自身を保ってくれたり救ってくれてた場所が、アートや音楽のあるところだったから、その場所に居たい一心でずっと今も創作してるんだと思います。

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20代中盤から始め、30代で経験値を増やし、40代まであと一年ありますが、ヤリたいことがまだまだ溢れててアイデアが枯渇することはまだありません。

誰かに呼ばれたり、誘われたりを待ってるだけでなく、ドンドンと自分から仕掛けていくのも忘れずに。

ストリートアーティストのエド・テンプルトンは、作品が溜まったから作品集出したいと思ったけど、誰かにやって貰うのを待ってるんじゃなくて、自分が一番作品集を欲してるんだから自分で作った方が早い!と、zineを作り始めたようです。

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そしてほんとココ最近ですが、他人の目や評価が気にならなくなってきてます。

真の意味で自分自身を救う創作になってきてるような気がします。

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自分が楽しめる、面白い、癒され、救われるモノを創作する。

心根のドロドロした部分を曝け出しても恥ずかしいとは思わないだろうなって心持ちに近づきつつあります。

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創作をヤリ続け、いつの日かアイツは本物だと呼ばれる日が来るのか、来ないのか?!

2割の本物に食い込めるか?!

勝手なことばっかり述べてきましたが皆さん、作品買ってね。




バイバイ、またね。