2010年から11年、12年、13年、14年、15年、そして今年2016年で7回目となりましたトヨロックでのライブペイント。
年を追うごとにスケールはドンドン大きくなりながらも、フリーフェスのスタイルは崩さない徹底ぶり。
企業スポンサー、キャンプサイト利用料、各出店料、駐車場協力金、ビール販売などでフェスを廻す心意気。
あの前回のブログが暗に予告した感じだな。
駐車場協力金が高いから行かない?!
おい、おい、一台3500円であの規模のライブイベント観れますか?
相乗りすりゃ割り勘だで、更に一人頭の金額は少なくなる。
馬鹿言ってんじゃないよ、と言いたい。
今年初参戦した富山のDJの子は、こんな面子でフリーフェスって凄いし、感謝を込めて会場で飲食してお金を落としてきます!と、こちらが何も言わずとも感じとっててくれました。
1DAYイベントだったのが、2DAYSになり、前夜祭込みで2DAYS半が去年くらいからシックリとハマってきた感じですね。
そして何と言っても特筆すべきは、
今回で3度目!前日の雨予報を覆して、またまたまた晴れた!!
過去2回は台風直撃か?!を回避する奇跡っぷり。
トヨロック伝説は継続中です。
WE ARE THE CHAMPIONならぬ、
WIND OF THE CHAMPION の風の音楽団。
そして楽しみたいのですが、何せ今回のライブペイントは細かいステンシルの連打の予定。全く遊んでられなかったです。
なので、音はサウンドシステムがバンバン鳴って浴びてましたが、ステージをゆっく
り観ることがほとんど無かったです。
こんなの初めて!!
でも、本来あるべき姿ですね。いつも遊び過ぎてたな。
ONE LOVE STAGE 真横でペイントですんで、千尋さん、PAPA U-Gee&マイヤーズロック、光風&GREEN MASSIVE、クリストファー エリス&ルードプレッシャーズと最高の面子に最高の音とライブでした。
その間、ずっとペイントしてました。
ビールも一切飲まず、食べることもなく、ただ水のみペットボトルで飲んでました。夜の6時くらいにお客さんからビールの差し入れくるまでシラフでペイントってことも初めて!
OBRIGARRDライブや切腹ピストルズの演奏も諦めましたが、eastern youthだけはと、2曲だけダッシュで観に行きました。
どうやら光風くんもeastern youth観たかったようです。
色々な人の投稿で知ったけど、eastern youthが大好きな昔の曲の連発だったみたいで、生で観たかったなぁ〜と悔やまれましたが、自分の持ち場で徹底的な祭りを奏でるべく塗り込みました。
構想図は白黒ですんで、当日のこの場で色をバランス見ながら決めてペイントしたから時間掛かってしまった…
そして、そこからマスを埋めるペイントラッシュ!!
途中、japonicsショウゴさんクルーにバルセロナのITAKA BAND、T字路sや切腹ピストルズの隊員さん達も観に来てくれて有難い限り。
他にもたくさんのお客さん達に再会したけど、ほぼ話も出来ないくらい、作業はパンパンでした。
ONE LOVE STAGEのラストライブ、クリストファーエリス終わりで完成したかったけど叶わず、メインステージのラストが終わるタイミングでようやく着地。
やっとビールをゆっくり飲める時間。
完全に構想通りの仕上がりでは無かったですが、それもライブペイントならでは。
次からは、時間内で、より構想通りに仕上げられるかが勝負ですね。
今回のは、1DAYの限られた時間内で、フリーハンドペインターが絶対に出来ないであろうスタイルとは何かを考えた結果、仕込みに時間を割き、本番でイメージを連打するという手法を取りました。
マスキングテープで枠を組み、見た目をスッキリさせたかったのと、まとまりが出てくれるのを重視。
欲を言えば、もっと柔軟性を出したかったんですが、それは次の課題です。
時間内でスムーズに柔軟性を出す為にはもっとペイント以外の作業技術を磨く必要ありますね。
寸法測りにマスキングテープの貼り方などなど。
まぁ、今回のはここまで新しいイメージを出せたので満足してます。
特にこのフリーフェスに関してですが、
やはり老若男女が来るということ、多ジャンルの音楽が流れて、それぞれの好みを持った人がいること、全く音楽に興味はないけど雰囲気を楽しみに来てる人などなど。
自分のスタイルは崩さずに、尚且つ、大勢の人の足を止めさせるほどのスタイルとインパクトを兼ね備えたイメージを生で出す醍醐味。
それがフリー野外フェスにおけるライブペイントに大事な心得のような気がします。
7回目にしてようやく言葉に出来た感じです。
今回のeastern youthの曲構成も、昔の代表曲をたくさん演奏したのはそんな感じなのかなと。孤立無縁の花とか、たとえば僕が死んだらをヤるなんてねぇ。
だから野外フェスのライブペイントにも同じこと言えると思った次第です。
あと、今回のペイント中に1人の30代中盤くらい男性が、
いいなぁ、俺もやりたい!って悔しがってました。俺も10年間やり続けてるんだ!って。
そんな人たちもたくさんいるでしょう。
なので、制作期間中は家族と喧嘩ばかりするくらいピリピリです。
ステージの大小もジャンルも関係ないです。
人前に出るからには、自分の技術を晒すに相応しい姿勢、心持ち、スタイル&インパクトを全身で表現しなきゃならない。
フェスのペイントとしてのスキルは世界レベルのGRAVITY FREEの今回の作品も素晴らしかったです。
この作品を観て、年齢やジャンル関係なく凡ゆる人達が振り向くだろうし、グラビティのスタイルは崩さずに、新しい技術もある。
正に圧巻でした。
今回はグラビティの2人とも、暫し話し合う時間があったので、凄く刺激になりましたし、次に繋がる気持ちもバリバリ芽生えました。
毎年、トヨロックで決算し、また来年へとスタートを切るようになって早7回目。
もう次作への道は開かれてます。
毎回トヨロックで出した作品を超えるべく一年間を制作走りします。
来年もまた呼ばれるよう、ブチかます手筈は整えて参ります。
トヨロック10周年おめでとう〜
関係者、スタッフ、出演者のみなさんもお疲れさまでした〜
まだまだずっと続いて欲しいです。
バイバイ、またね。