新作Tシャツ用版も良い感じで仕上がりまして、
んでようやく、トータル20時間ほど掛かってトヨロック用のメイン版の制作が終了した昨夜。予定より3日多く掛かってしまった…
リアルを追うばかりに、まさかのアウトラインを切り過ぎて版がプラプラに…地べたから持ち上げる事が出来ず!
ってところを見事回避!!
頭絞って、記憶を手繰り寄せました。
絵柄が抜け落ちない為の工夫は、糸を通して繋げること。
糸入れと呼ばれる技術。
絹の紗張りが開発される前の方法。
以前、このブログでも書いてますが、ステンシルは実は日本が発祥と言われています。
更に、富山の人が日本で初めて型染め版の紗張りの特許を取ったとか。
何ともステンシルに縁深い富山です。
未だ未だチンカスですが、ステンシルでのネクストレベルは何だろうと毎年毎年、意識と記憶と知識のぶつかり稽古をしてる次第であります。
凄まじい量です。更新スピードも半端ない。
つまりそれだけやってる人間が多いってこと。
今迄に他のアート作品も含めていろいろ見てきてるから、少しは見る目ってのがあるはず。
そんで沢山のステンシル作品を見て、引っかかるのなんて、300枚中1~2枚くらい。
逸脱してるのはやはり表現として真新しく、カット技術も良く、色合もバッチリで、何より組合せのセンスですね。
僕はステンシルって技術なんて誰でも出来ると思ってるし、
フリーハンドペインターに比べたら、個性を出すポイントは少ないと思ってます。
例えば、フリーハンドペインターが有名人でない、架空の誰かや何かを絵で描く。フリーハンドの描写や構成、色技術を存分に発揮してて、皆さんはあまり誰かとは気にせずに見るでしょう。顔や身体のバランスさえよければ誰を描いてようが、たぶん誰も突っ込まない。
それがステンシルとなると中々難しい。家で下ごしらえとして版を作る。ペイントしたら一撃で顔が浮かび上がる。なので、注目させるには有名人だと掴みやすい。一撃で仕上がる為に、結局はその顔の見せ方や色使いが重要になってくる。
これからやらないといけないのは、新しい見せ方。
下地から色合、構成、組合せ、ギャグセンス、仕事の流れ、これらのネクストレベルを極めるためには何をどうすれば良いかが課題。
フリーハンドペインターに出来ないことを見つけて、その隙間にステンシルならではの魅力を詰め込み、間口を広げて、全体を取り込ませるには何が必要だろうか。
一番の武器はスピード、連続性であることは間違いない。
それにプラスして、フリーハンドペインターに出来ないレベルの色合、構成、組合せ、ギャグセンスを磨くしかない。そこに今は、あるフリーハンドの技術部分も加えて、ブッチ切れないかと画策中。
知識を武器に、色々な創作物に興味あるから更に広く深く。
さて、トヨロックのライブペイントの下準備版もあと2つ。
それが終われば新作Tシャツや手ぬぐいの制作!!
なんとか間に合いそうなスケジューリングだな。
バイバイ、またね。