サッカー日本代表のブラジルW杯が終わり、世界との差が身体能力だけでなく、技術もメンタルも気迫も全てにおいてハッキリしたわけです。
点を取らなきゃ勝てないが取れない。
ずーっと言われてることが改善できない。
答えはどこか?
いろいろ意見もありましょうが、
僕は内田篤人選手の言葉に集約されてると思いました。
”世界は近いけど広い”
今はカズがセリエAに行って大騒ぎした時代は遥か昔。
海外に行きプレーすること自体驚かなくなり、贅沢にも、所属するクラブがビッグクラブかどうかで騒ぐほどになってます。
W杯にも4回連続出場。
ずっと悲願であったW杯出場も当たり前のような風潮。
確かに世界は近くなったような気がする。
でもそれは当事者よりも、観てる外野の僕たちが凡ゆるメディアの情報を取り込み過ぎることによって、意識だけ世界が近くなったと感じてるに過ぎないのではないか。
当事者である選手たちは、僕たちが想像もつかないほどのプレッシャーを全身に浴びながら、苦労も苦悩も体感してる。
僕たちが見えない部分、身を持ってでしか感じられない部分を沢山見てるはず。
だからこそ、世界の広さを感じられる。
行くことは出来る、だが行った先では何もできない。
行ってから巧くなろうと努力して花開くこともあるだろうが、
そうなるとやはり入ってからのスタート地点が違う。
世界共通ルールのもと、やはり身体能力の差は出る。
でも個性は民族それぞれあるはず。
勝つため、点を取るために民族の個性を活かす方法とは?
やはり絶対的な個の力があると無いとじゃかなり違う。
実際カズ以来、ストライカーの絶対的エースは不在である。
チームに”大長編ドラえもん”で見られる、頼りになるジャイアンが居ない。
今回のW杯で次世代は今のままじゃ世界に通用しないかもしれないという課題と、どうすれば世界相手に戦えるかという難題を突き付けられた。
セルジオ越後がラジオで言ってたけど、
日本には誰でも入れる部活やクラブチームがあり、そこで練習して巧くなろうとする。
ブラジルにはクラブチームしかなく、誰もが入れるわけではない。巧くなければクラブチームでサッカーすることさえ出来ない。
チームに入るために巧くなろうと努力する。スパイクも買えないから裸足で、ボロボロのボールとゴールで、相手を欺くプレーなどの”個人技”を磨く。
スタートから差が出るわけです。
ハングリー精神の差はデカい。
ゴール前での落ち着きと迫力、欺く技術、ワンチャンスを見逃さず点を確実に決める決定力。
全て日本代表に足りないもの。
日本人の民族性とは?
技術があるだけでは勝てない。身体能力の差を埋めるためのハングリー精神と気迫。
人を欺く技術、チャンスを逃すわけないとニヤリできる精神力。
昔の日本人ならそんなタフさを持ってたかもね。
ヌルい現代、身体的、精神的弱体をもたらす近代化、依存体質、他力本願などなど。
個性の時代と言いながら、結局社会だの、組織だの、協調性だのの建前で潰されてる。
この国での逸脱行為や考えは、広く一般社会に認められるような風土では無いだろうね。
僕は何となく、子供の頃から他人と同じというのが気に入らなくて、違うことをしようとしては注意されてきた気がする。
子供の頃から我慢してた自由と言える行動や考え方は、大人になれば実現できるはずと楽しみにしてた。
結局、誰が決めたか分かんないルールや倫理、規律に縛られ、子供扱いされる大人になりました。
でも、音楽家や、創作家、作家などの皆さんと絡むことが出来た時に、初めてコレでイイんだと思わせてくれた。
まだまだしがらみを感じながらですが、自由を感じられる瞬間も増えました。
ついこの前まで、そんな自分だから今までよく会っていた昔ながらの、音楽やアートとは関係のない友達が離れていったと思ってたけど、
結果、居なくなったのは僕の方だったんだな。
日本も広い。
一生会うことのない人たちの頭の中の宇宙は計り知れない。
今は世界の状況も生で体感してるに近いこともある。
ネットでね。
でもその視野は狭い。画面の向こう側にある人の息遣いや景色や色や匂いまでは分からない。
素晴らしい景色を目の当たりにして、是非残したいと写真を撮るけど、撮った写真を見るとリアルとはかけ離れてる印象がそれだ。
リアルには敵わない。
リアルを知る、その先。
自分には何が出来るか。
日本人としての個性、民族性を持って世界に対して存在感を示す。
音楽でもアートでも素晴らしいものは世界中にゴロゴロしてる。
パンクもレゲエもロックもスカもヒップホップもテクノもハウスもクンビアもカッコイイが輸入もんだ。
世界のカッコイイものを知る。
その先。
吸収したら、そこから日本人としてのアイデンティティを踏まえて表現する。
それこそが世界における日本人として存在感を出せる個性なのかなと思っています。
そんな思いを TURTLE ISLAND がやってくれます!!!
13万人規模らしい。
更にドイツ、オランダ、ポルトガルのフェスにも出場する。
パンクもハードコアも、レゲエも民族音楽も全部吸収し、日本の楽器である和太鼓や篠笛を組み合わせて表現した。
コレぞ!コレぞでしょ。
個人的には切腹ピストルズを世界で観たいかな。
世界の意識をひっくり返し、日本の江戸文化をバチこーんとブチかまして貰いたい。
タートルのヨーロッパツアー、
くだらない一般思想に媚びたメディアが、このニュースをメインで取り上げることは無い。
有名音楽雑誌の表紙や、音楽メディアのトップニュースレベルじゃないのか?
モヒカン、入墨バンザイだ。
オリコンチャートなんてクソ喰らえだ。
中には本物も隠れてるが、それは長続きしない。
リアルは何処に?
案外すぐ其処にある。
自分の行動と五感を使って知ることから始まる意識の改革。
表現の乱。
多数の意見が正しいとは限らない、流されずに自分の力で見極める。
さ、僕も出来ることからコツコツやっていきます。
6.29(日)@名古屋デシベルにて、ESPYさんのフリーハンドとステンシルのコラボペイント。
準備は順調、後は当日ブチかますのみ。
そして翌週も祭り。
富山でこの組み合わせは奇跡的。
チケットメール予約先、
rebel_man_army2002@yahoo.co.jp
まで、名前と枚数書いて送って下さい。
バイバイ、またね。