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ここ3、4年ほどTシャツを中心にステンシルという版画技術による作品を、

アイデア、道具調達、版制作、施工、宣伝、販売、発送と全て1人でやってるわけです。

昔から板を彫る版画の白黒の世界観が好きで、それは今のステンシル版にも通ずるわけです。

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白にする部、黒にする部を瞬時に判断してカット。途中、途中で光にかざして画が出来上がってく様がたまらないのです。

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白黒だけの世界に色を加えるのもまた楽しい。

こないだ飛騨高山に行った時にカラフルな版画作品も沢山見て次回作の参考になったよ。

やっぱ日本人気質全開でステンシルやらないかん!!

職人魂を奮い立たされるのです!!

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アーティストなんて言葉が芸能人に安易に使われ過ぎて、今やチープな表現に成り下がった。

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マイメン三宅洋平は三宅ブログにて僕のことを"ステンシル作家シュウヘイ"と表現してますね。

これはかなりイイ。

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ハッとして、グッときた。

ステンシル作家であり、職人として精進するよ。

自分が思う現代的職人は、もはや全ての工程を出来なきゃならんと思うわけです。

ヨーロッパにも多大な影響を与えた浮世絵。

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もともとは「絵師」のほかに、何枚もの版木を彫る「彫り師」、何枚もの版を摺る「摺り師」、という専門の職人がいて、仕上がった浮世絵を売る版元を加えた「卍」の体制で、全工程が形成されていたよう。

だけど今や、中々1つの技術に固執しても食って生けないんです。

それはやはり、皆が大量生産大量消費が当たり前の世に生きてしまってるわけで、金出しゃすぐ買えるって状況に慣れきってるよね。

メディア操作による洗脳ブランド思考。本物を見抜き、判断できる目はあるかな?

イイものを創るには時間がかかる。

当たり前だが忘れかけてる感覚。

皆待てなくなってるよね。

その点、我がステンシルTシャツは受注生産スタイルなので、みんながお金を払ったあとに待ってもらってる。

時代に逆行したスタイルだね。

僕のステンシルは技術から発生したわけでなく、あんなのが創りたいってアイデアから発生したものだから、繰り返し失敗と成功を重ねて技術がついたんだよね。

結果、1人で全工程できるようになったんです。

だからその全工程の隙間に価値が滲み出てると思ってます。

ゆっくり流れる時間感覚に憧れるが、今はネットで世界が繋がってる時代。

時間の流れるスピード感覚は早い。

その流れを自分の感覚で緩急つけて乗りこなさなきゃね。

流れに飲まれないよう、体幹をシッカリ持って!!

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"自分を信じて、他人の言うことは聞くな。あとは楽しめ。"

やはりジョー・ストラマーの言葉に何度も立ち帰っちゃうな、僕は。

JAHの。



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