
さて、ようやくではありますがパンク歌舞伎レポです。
俺は富山なので、23日の初演の時間しか行ける時間がなかった。
学生の為の公演って時間に一般の人も入れますか?
ってハポン劇場に電話したらOKだったんで即決断!!
雪のために山越えの高速道路を避け、電車移動。
朝7時9分の電車に飛び乗り、名古屋に着きましたのは昼前。
とりあえず名古屋能楽堂の場所が分からなかったから地下鉄市役所前駅の地図にて確認後に出発。
徒歩約10分、名古屋城の隣に能楽堂あり。
着くと、能楽堂横の食事処でとりあえずカツカレーと瓶ビールやっつけてると、
隣の廊下にジョッちゃんやMICRO ACTION根木さんの姿が見えた。
あの場所に行けばいいんだなってことで食後に移動。
まずはジョッちゃんに会い、ガッチリ握手。

大須にて開催中のパンク歌舞伎マクベス関連の写真やアート展のポスター貼りのお手伝い。

そうこうしてるうちにA2Cや師匠や根木さんとも会い、
斑屋クルーにも会い、賑やかな感じになって開場に向けて並んでみた。
そしたらEKDイケちゃんを発見!

東京からバスで1人やってきたみたい!やっぱ来るよね!!
開場後、バンドを真正面から観れる中段の席を確保。
師匠と共に席に座り、能楽堂の舞台や天井を見回し、
すげーねー!!と一言。
ここでどうなるんだろうって期待感がパンパンに膨らんで、いよいよスタート!!
照明が落ち、始まったのは、、、
いきなり TURTLE ISLAND の爆音ライブ!!
しかも1st の曲 "母胎" !!
演奏が終わるや否や、演劇が始まった。
あまりにも観慣れてないから心構えがなってなくて、
どこをどう観ていいのかきょろきょろしてたらドンドン話が進んで行って、
役者さんの早口なセリフを聞き取れずに焦りを感じたけど、
途中途中に挟まれる爆音のTURTLE ISLAND の演奏に目が覚めた。
様々な効果音も要所要所で TURTLE ISLAND が生演奏する。
TURTLE ISLAND の曲演奏の最中も演劇は続く。
なので、セリフは聞き取れなくても役者さんの動きで話を理解できた。
簡単にいうと、魔女に操られたマクベス夫人の言葉にそそのかされてマクベスが成り上がる為に地位が上のものや邪魔な存在(女子供も)を手下を使って殺していき、最後には翻弄されるだけされて返り討ちにされ殺される。
シェイクスピアの知識もないし、歌舞伎の知識もない。
けど、役者さんの生の動きや声にドキドキした。
そして TURTLE ISLAND の生演奏には鳥肌立ちまくり!!
マクベスやダンカン王の役者さんの存在感に圧倒された!!
なんと言っても摺り足だね!!初めてだからこれは感動した!!
どんな動きでも、あの摺り足キープ!!
あれが歌舞伎の基本だって言ってたけど、まさに!
ドタドタ走ってたら演技どころじゃないわな、あの舞台は。
役者みんな摺り足で動く動く!!
体力もハンパなく使ってんだろうね!
そもそもヨシキくんが原さんにタートルのCD渡したとこから始まり、
その結果がコレか!!と。
ハッキリ言ってヤバかった!
途中、王を殺害し、他のものに濡衣を着せてマクベスが成り代わったことによる宴のシーン。
ここで演奏してたタートルメンバーが舞台に上がって自己紹介的な演技をしたんだけど、

師匠と笑ったなぁ。
悲劇を装った喜劇がシェイクスピアらしい。
その他にも会場から笑いが起きることもシバシバ。
2時間の演劇はあっという間に終了。
中だるみもなく、 TURTLE ISLANDのライブは爆音でハンパなかった!!
身体を動かせないのが辛いくらい!!
最終的に、パンクだろうが、歌舞伎だろうが、シェイクスピアだろうが俺にはどうでもよかった。
スゴく面白いが最後に残った。
自然と笑顔になった。
拍手を心からした。
新しい表現方法だったって思うけど、
それは TURTLE ISLAND だから成り立ってた。
TURTLE ISLAND の音楽はパンクでハードコアで和で韓で沖縄で祭りで民謡で、、、
こんなバンド、世界に居ない。
好き嫌いのレベルじゃない。
すごく面白いの一言。


どこまで行くんかな。
いつも置いてけぼり喰らってる気がする。
ぶっちゃけ羨ましいのと悔しいのと、感情が入り交じってる。
そんで今回のマクベス用に作った新曲にも新しい一面があったね。
完全にハードコアなもの、テクノの雰囲気なんかも。
メンバーも新たに加わってるし音も違って当然だけどね。

もちろん舞台の写真はありません。
想像してください。
載ってる写真は演劇終了後に演奏したまま舞台裏から登場した TURTLE ISLAND です。
そのまま帰るお客さんをお見送り。
こういうところも TURTLE ISLAND らしくてよかった。
JAHの。