舞音の本名を知っているので、冒頭から泣ける。
プロローグから過剰なほど舞音のメタファーに溢れている。
舞音はシャルルを騙したんじゃない。
だって、兄貴がすべて監視してたじゃない。
二人の逢瀬は源氏物語宇治十帖の匂宮と浮舟のよう。
飾りとしてではなく、本当に愛してくれた初めての人
父と同じフランス人の男
亡き父は本当に私を愛してくれたの?
愛がなんなのかわからない。

理性と感情
理性で人を愛する訳じゃない。
もし理性で愛したとしたら、それは打算、あるいは後付け。
打算から愛に発展したのがエドワード8世。

水が汚れているほど綺麗に咲く蓮の花
綺麗は汚い
汚いは綺麗

贅沢を好む舞音
それを憎むホマ

その舞音も革命の犠牲者なんだ。
最後に共感するホマ

このあたりはベルばら

愛するから許せないのか
愛しているから許すのか
教えてよ、愛がなんなのか?

綺麗は汚い
汚いは綺麗

最後は汚れてる水に咲く蓮の花を受容する舞音
そして、理性ではなく、感情のままに動くことを決意するシャルル