新源氏物語、前楽マイ楽。

結局4回観たのかな? 5回かな?

源氏物語をうまくまとめたなとは思うのだけど4回目か5回目ともなると睡魔が襲う。

どうしてだろうと考えた。

まず藤壺の面影を求めて愛の遍歴をということなんだけど六条の御息所も藤壺の形代に含めたのは

無理があるように思う。

原作では二人の馴れ初めはまったく語られていない。

ましてや藤壺の形代などとは触れられてもいない。

六条の御息所もインパクトに欠ける。

柚カレーなので、ソロを封印した影響もあるかもしれないけどね。

柚カレーよりじゅりあのほうが良かったんじゃない?

まぁ柚カレーは当初より随分と娘役らしくなったけどね。

前半の見せどころが車争いからの御息所の生霊による葵の上の呪殺。

後半の見せどころが柏木の女三ノ宮の略奪愛。

源氏物語は永劫回帰的な要素もあるので、前半はもう少し光る君と藤壺の不義の愛に時間を割いたほうが良かったように思う。

とするとラストのコキュとなった光源氏が活きてくるのに。

まぁ御息所は出したくなるキャラクターではあるけど削っても良かったかもね。

光源氏と藤壺の禁じられた愛から冷泉帝誕生までをじっくりと

若紫拉致と溺愛

思い切って車争いから葵上の呪殺を削って

朧月夜のシーンを分厚く、

朧月夜は嵐の夜に右大臣に密会現場を見つかるところが見せ所なんだけどね。

柏木、女三ノ宮を分厚く、かつ紫上の悲嘆を丁寧に、

特にちなつの夕霧がいいだけにもったいない。

最後に父帝が自分の不義を知っていながら、知らないふりをしたことに気づき、自分も同じように知らないふりして薫を育てていくこと

を誓うとしたほうがいいのにね。

その回答がやはり「夢の浮橋」だったような気がする。

あと十年後の光源氏がもう少し格好悪くなってないと女三ノ宮が柏木に魅かれたところが強調されない。

みりお、十年経ってるんだから、変化つけなきゃ!