オイディプス王観劇。

オイディプス王は「父親殺して母を娶った」ぐらいの知識がなかった。
全編を観るのは初めてでした。

でも、始まった途端に踵に傷?というセリフを聞いて、今まで観た映画や本にオイディプス王がモチーフになっていたことに気づきました。
そういえば、踵に傷がある登場人物が出てきて母親に性的暴行したり、父親を殺す話が多かった。
これから「踵に傷がある男」が出てきた時はオイディプス王を思い浮かべることができます。

さて、舞台は「かもめ」同様原作にほぼ忠実なんだと思います。
宙組生が舞台に出ずっぱり。
はっちさんとすーちゃん、そして理事はほぼ出ずっぱり。
みつる、ながさん、まりんさん、こまが登場!

なんとなく王家や星逢を思い出しました。
みんながみんな、悲劇を避けるためにとった行動が悲劇を呼びよせる。
運命は変えられない。
なら、知らないほうがいいのか?
真理を探究しても、物事はいつでもあるべき道を辿る。
星の配置や動きはいくら変えようとしても変わらない。

宝塚のイメージを壊し、真摯に原作に忠実に演じています。

理事は最後目を瞑って演技してたのかが気になる。