久しぶりの深読みシリーズです。

宝塚の演出家には様々なタイプがいます。
安っぽいヒューマニズムを売りにするキムシン、
レーシズムにやたら関心のある植田景子たん、
必ずといっていいほどコミュニストをだし、傀儡や山賊などマージナルな人が好きな大野さん、
おちゃらけに見せかけて結構アイロニーがあるダーイシ、
大野さんと並んで後ろに膨大な知識がありそうな上田久美子さん、
必ず壊すポストモダンなハリー、マサツカ先生、
ただ目指すのはシンプルに面白いだけでおそらくなんも主義主張がない小柳先生、
小柳さん同様主義主張がなく、最近ワンパターン化してきたイケコ、
どうもハリウット式脚本の書き方をマスターしたみたい。
さて、柴田先生は?

演劇はそもそもテレビやラジオがなかった時代のニュースだったり、
ひそかな時の政権批判だったりしたわけで、、、
その時代の世相を反映しているのです。

という観点から黒豹を見ると
アントニオって基本的に専守防衛で非暴力なんですよね。
攻撃を避け、守るだけなんです。

それにおそらくこの脚本を書いてた時期ってノーベル賞の時かと思うだけど
そうすると金のために他国にいく軍人は中村さん批判のような気もする。

えらく薄い深読みでしただ。