ブレイブ ストーリー 特別版

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少年が仲間とともに敵を打ち倒し成長していくと言う
冒険譚の王道とも言える映画です。

が、冒険に向かう背景が今日的で複雑です。

父と母が離婚し、
離婚による心労で母が入院しているワタル

父母が妹を道連れに無理心中
一人だけ生き残ったミツル

二人は願いを叶えるために
冒険の旅に出ます。
ワタルは両親が復縁すること、
ミツルは妹が生き返ること

しかし、この願いを叶えたところで、
同じような境遇はいつでも起こりうる。
その度に冒険に出て無かったことに
する訳にはいかないし、
皆が同じ目的で冒険されたら、
現実は行ったり来たりで進まない。

この不幸な現実を受け入れるしかない。
勇気とは、不幸な現実を受け入れ、
それを乗り越えようとすること。

過去を無かったことにするのではなく、
不幸な過去を新しい希望の文脈に再配置し
現在の自分が存在するために必要な出来事だったと
認識することであり、
そのような不幸がなるべく起こらないような
社会を作ること。

その新しい物語りを作るためには
利己的な願いより、
利他的な願いが必要なんです。
そして、それが利己的な行為の循環
すなわち都合の悪い自体が起こるたびに
困難な冒険を繰り返さなければならないことを防ぎ、
利己的な願いを叶える最善の方法なんです。

なんか「コンスタンティン」を観た時の感想に似ていますね。

コンスタンティン/キアヌ・リーブス

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でも、私は原作を読んでいませんが、
この映画、原作とは全然違うようですね。

ブレイブ・ストーリー (上)/宮部 みゆき

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