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元ギャングの死刑執行へ 米加州シュワ知事、減刑拒否

この記事に関心を持ち、取り寄せました。
印象に残った台詞を書き留めました。

1.なぜギャングになったのか?

地域を守るため

2.なぜ同じ黒人を殺したのか?

根底にあるのは黒人の自己嫌悪だ。
ある黒人に対して肌の色を侮蔑するイメージを
植えつけたとする。
次第に本人もその先入観を信じてしまう。
「黒人は頭が悪くて字が書けない」とか
「みだらで暴力的で怠惰」だと。
残念なことに多くの黒人が信じてしまうんだ。
俺はそう言う連中を攻撃した。
負のイメージを叩くことで自分の中に住む悪魔を
追い払おうとした。


しかも、彼の両親は離婚していて、
父親のところに預けられた時は
父親は彼にお金を渡し、外出していきます。
完全な養育拒否、ネグレクト、立派な児童虐待です。

後に彼のエージェントとなるインタビュアーの黒人のインテリ女性は
最初は彼の言うことを理解できませんが、後に良き理解者になります。
このような差別された階層の人が成功した場合、二つのパターンに
分かれます。
ひとつは、出身階層の人々を見下し、努力が足らないからだと
徹底的に罵倒するタイプ。
英国のサッチャーさんがその典型です。
ひとつは、自分の出身階層の地位向上のために奮闘するタイプ。

基本的に人種の優劣、生まれたての赤ちゃんにも優劣はありません。
優劣をつけているのは社会です。
そのような社会を是正することなく、罪を犯さなければ生きることが
出来ない環境に追い込まれた犯罪者のみを死刑にしても
犯罪者は次々と再生産されるでしょう。
そして、このことがまた「黒人は犯罪者が多い。」と言うことになり、
黒人自体がその呪縛に囚われ、犯罪を犯してしまう。

ロスアンゼルス知事のシュワちゃんの恩赦を期待したのですが・・・
良く考えれば、シュワちゃんはオーストラリア移民なので、
先の罵倒タイプなのかも知れない。

白人だったら、確実に恩赦されていただろうな。