generationfive

日曜日にジェネレーション5のセミナーに参加しました。
G5とは、1世代25年として5世代125年で
子どもの性的虐待が存在しない世界を創ると言うビジョン
を持った
サンフランシスコのNPOです。
その日本支部の設立準備をしている方々とお会いしました。

1世代25年として5世代125年で子どもの性的虐待が存在しない世界を創る
と言うビジョンを聞いた時、「125年かよ! 」と思われる方も多いでしょう。
私もその一人でしたが、 具体的なパースペクティヴを観ると
凄く現実的なんですよね。

1世代目:
リーダーシップの育成と他の社会運動と協働支援の確立

2世代目:
修復的司法と加害者が真の責任をとるためのシステムの確立

3世代目:
性暴力防止対策の確立
バイスタンダーの関わり

4世代目:
子どもの性暴力の終焉
継続する癒し

5世代目 ビジョンを生きる
新しい世界へ

源氏物語の昔から性的虐待があったこから考えると
この125年と言う時間は、すごく現実的だなぁと思いました。
1000年前から改まっていないのですからね。
でも、権利や価値観も変動するので、
源氏物語りのときは生きるために必要なことだったかもしれないし
125年後には今で言う性的虐待はゼロになるけど、
新たな問題がでてくるのだろうなぁと 思ってしまう
社会学部出身のごんぞなのであった。

またこのNPOでは、サバイバーの方々が一人3~7分ぐらいの
デジタルストーリーをスタッフの助けを借りながら、
基本的には一人で作成するプロジェクトを実施しています。
この作成プロセス自体がPTSDを治療の一環である再体験の場にも
なっているようです。
内容も具体的な性的虐待の描写などはなく、
音楽と小さい頃の自分の写真や加害者である父親の写真、
自分の絵画などの作品、そしてサバイバーであるからこそ発信できる
短くも的確な言葉と自分自身のナレーションで構成されていました。
この作品は直接的な表現はしていないので、
観る人が観れば、自分は虐待の被害者であったかもしれない、
あるいは加害者だったかもしれないということに
気づくのではないか
と思います。
日本でもこのような試みを是非してほしいと思いました。