NPOの活動って地域のアート、ブリコラージュだと思う。

ブリコラージュと言うのは、構造主義の第一人者であるレヴィ・ストロースの造語で

「手元にあるありあわせのものを使って、必要な道具を作ること」と言う意味で、


日本語では「寄木細工」とか「器用仕事」とか訳されている。






小田 亮

レヴィ=ストロース入門


NPOの活動もやはりブリコラージュです。

地域の課題を解決するために地域に住む様々な人の能力が必要です。

地域の課題や個人の主観的な生きづらさは

予め想定することは不可能なので、

その解決のためには、

今は使い物にならないかもしれないけど、可能な限り資源や能力を

把握しておく必要があって、

そのためにはまずはお互いを知り合うことなんだろう。



そして、その資源や能力をその人の文脈や既存の枠組みで見るのではなく

自分の文脈や違う枠組みで見ること、

すなわち勝手に解釈/評価することが必要で、

そのような慣習を身に着ける訓練が必要なんだと思う。



そのためには常に関心のある事柄を

脳の中でアイドリング状態にしておくこと。

ランダム・ネットワークを形成する機会を高めておくこと。

これには想像力/創造力が必要です。



この想像力/創造力を育むためには

積極的に仕事から逸脱し

人に会い、

現場を見、

本を読み、

映画を観ること!


なんだろうな。