ロンドン交響楽団。私の好きな楽団の一つ。と言っても、交響曲に疎く、「この楽団が素晴らしい!」なんて語れるほどの知識も録音の枚数も、生演奏を聴いた経験も少ないけれど、その中でも、これまで聴いてきた楽団の中で、楽器すべてのバランスが、私にとっては一番心地よく感じられる。
そのLSOの奏でるメンデルスゾーン。アバドの指揮で、1984年に録音されたものになる。曲は、序曲『真夏の夜の夢』、交響曲第3番、そして序曲『美しいメルジーネの物語』の3曲。この中で一番好きなのは、有名どころになってしまうけど、やっぱり『真夏の夜の夢』だなぁ。
メンデルスゾーンの作品は全体的に綺麗過ぎて、逆に印象に残りにくいと感じてしまう。だから、この『真夏の夜の夢』の曲中の、1オクターブ以上もの音の跳躍は余計に印象的となり、意外性を与えてくれる。それにしても、この曲を完成させたとき、メンデルスゾーンはまだ17歳だったというから驚き。
さらに言えば、もともとはピアノ連弾用だった作品をオーケストラ作品に編曲したのだから。自分が17歳の時って何してたっけなぁ。。。と思わず遠くを眺めてしまう。
そして、連弾版がとっても気になる。今度、楽譜を見てみようかな。
💿収録曲💿
London Symphony Orchestra
Claudio Abbado
1. Konzert-Ouverture zu Shakespeares "Ein Sommernachstraume"
2. Symphonie Nr. 3 a-moll
3. Konzert-Ouverture "Zum Marchen von der schonen Melusine"