日本はとても豊かな国に違いない。

それでなければ、時間泥棒が大儲けできるはずはない。

時間泥棒の典型は企業。社員はいくら働いても、儲けのパーセンテージしか貰えず、残りは胴元が総取りする。過労死するほど残業させられて儲けが増えるのは企業だ。

さらに客の時間まで盗むオンラインゲームのような企業は二度美味しい。自分の時間が奪われていることにも気が付かずに、お猿さんのようにえんえんとゲームが定める同じ行為を繰り返してお金をつぎ込み続ける環境さえ続けば、お猿の団体さんが毎日のようにお布施を投げ込んでくれる。

道理でとても美しいオンラインゲームが乱立するはずだ。それだけのものを作り上げたら猿芝居を演出できる。

昔は、若い人たちをターゲットにしたものが大半だったが、今はどうやら主婦層をターゲットにしているようだ。お金や時間を無尽蔵に注ぎ込める主婦層がこれだけ分厚い国は、間違いなく豊かだ。

悪いことばかりではない。同じように金を作るにしても、生産に天然資源を必要としない。非常にエコロジカルな時間泥棒さんなのだ。