to think about wedding and life | The reason to wake up every morning

The reason to wake up every morning

~good morning every day!~

時間があるので

友人の結婚式に思ったことを書こうと思います。


長文になるので

お暇な方はお付き合いを。


斉藤和義さんの歌にあるように

「ああ 君に贈る言葉探し 眠れなかった」

とばかりに

別に挨拶を頼まれてる訳でもないのに

眠れなかった前日。


胸にこみあげてくる思いがあったからです。


彼女との出会いは中学一年生。

同じクラスでした。

お互い別の部活に入っていたものの、

何かが違うと思い始め

3学期には一緒に美術部に入りました。


中高一貫だったので

そこから5年間、どっぷりと美術三昧。

彼女とは濃い時間を過ごしました。


そう。

本当に濃かった。


思春期真っ只中。

どんよりとした灰色の中にきらきらしたものが確かに存在する、

そんな中学高校時代。


私たちは自分を表現するために

自分の存在を確かめるために

絵を描いた。

今の私からは想像できないほど

暗く重々しい絵だった。


そんな中彼女は

自分を見失っていきました。


良家のご令嬢である彼女が

家族の中で自分の居場所を見つけられなくなっていったのです。

意識をしなくても家庭内に横たわる絶対的な

インテリジェンスゆえ。

それはそこにあることがごく自然であるのだけれど

当時の彼女の両肩には重すぎた、


のではないかと思うのです。


摂食障害でどんどんやせていき、

倒れたことも一度や二度ではなく、

最終的には

自分の体を傷つけるようになっていきました。


担任、保健室、カウンセラー、

お互いの家を行き来しながら

なにか彼女の助けになれないだろうかと。


そして目の前に迫るのは進路の決定。

私たちは別の道を歩むことになりました。

恋人みたいだけど・・・。笑


彼女は美大へ。

私は普通の大学へ。


いつも一緒にいた気がしていたけれど

それぞれに自分を探し、見つけかけていたのですね。

いつのまにか

私には絵を描く必要がなくなっていたのです。


高校を卒業してから彼女は

反対を押し切り、彼女を悩ませていた家をでました。


私とは年に一、二度会う程度。

それでも家族のことは話したがらず、

お互いの近況は気にしあうけど

それ以上でも以下でもなく・・・。


そんなこんなが数年続き、

今年のお正月。

仕事中の私のケータイに彼女からの着信。


「突然だけど、結婚することになったの。


!!


久しぶりの友人から連絡があるのは

結婚の報告だということには

ここ数年の経験で、覚悟はできていたけども。。

お付き合いしてる人がいるのは知ってたけども

まさか彼女が!


「実はお父さんが癌で。あんまり良くないから、動けるうちに。」


!!!





結婚式でお会いしたお父様が

実際よりもうんと年をとって見えたのは

新婦の父親という

一抹の寂しさのせいだけではないことは明らかでした。


彼女の結婚によって

一度は憎しみ、ばらばらになった家族がまた一つに戻ったのです。

もっというと

お父様の癌の発見によって。


お父様は自分の命を削って

家族をまた一つにした

ともいえるのではないでしょうか。

一家の長として。


かつてはもっと力強かったであろう

お父様のバイオリンの演奏に

彼女は何を思ったのだろう。


反発して自分はやめたバイオリンの音色に

何を思ったのだろう。


自分が包まれて育ってきたその音に何を思ったのだろう。


今日のよき日に何を思ったのだろう。


私はお姉さんのバイオリンの音が

長電話の奥でいつも聞こえていたことを思い出したよ。

悩みぬいたあの頃を思い出したよ。


涙もろすぎだろーっと言われながらね。笑


「ママ、私はここよ」

一度そういう絵を描いた彼女。

もう自分の居場所みつかったね。

自分の家族と旦那様のご家族。

そしてこれから作る新しい家族。


人の人生とは

と思いを馳せる一日だったのでした。


本当におめでとう。